中国人をやる気にさせる人材マネジメント 著:張 晟

この前読んだ本。






中国人をやる気にさせる人材マネジメント
張 晟
ダイヤモンド社
2005/02/10
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単行本
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ユニチャームの中国支店に若くして配属され、奮闘しながらもシェアNo.1に仕上げた著者が、エピソードを交えながらそのノウハウを披露する本。

本は至って歯切れも良く明快、良い内容だと思いました。
インセンティブの与え方と競合他社の誘惑に対するブロック施策、それでも難しい人のマネージメントに関して実際に経験してきた事例を取り上げてながら説明する部分は、MBA系のヒューマンリソースガイドラインとは一線を画した読み物だと思いました。
言い換えれば、ビジネス書としてアカデミックな分野の学習がしたい方にはタイトル程のインプットにはならないような気がします。

もうちょっと注文をつけるとすれば、中国人の特徴が随所にばらけて記載されてしまっていたため、ひとまとめにしたリストがあればビジネス書の構成としては更に親切になるかも知れないのでご検討をいただきたいと言った点でしょうか。
つまるところ、ダラダラ読んでしまうと、この本で出てくる中国人と言う人種の基本ルール設定があいまいに見えてきてしまう気がします。ま、人材が豊富な国だし地域毎に違うそうなので一概には言えないのが実態と言う事でしょうか・・。

この本を読み終わった頃に、で別の意味でやる気満々な反日デモ中の中国の人々がテレビに写り、なんだか複雑な気持ちになりました。
また、上海市が被害にあった店舗の修復を保障するとの報道を聞き、この本にあるとおり、本音と建前を使い分ける国なのだと改めて感心いたしました。建前で考えるのが苦手なお子様には、どうにもこうにも住みにくそうな国と言う印象だけが残ってしまっている今日この頃でちゅ。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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