生成系AIとVision Proがもたらす未来の生活像(6月中旬の雑感)

図書室 memo
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早いもので2023年もそろそろ半分過ぎようとしてますね。このブログは自分の頭の整理で駄文を書くための場として残しているので、再構築した際にはもっと気軽に更新しようと思ったのに、始めてみたら思いのほか筆が重くて、全く更新できずに時間だけ経ってしまいました。こういうのは慣れるしかないと思うので、もうしばらく考えたら何か書いて残しておく、という所作ができるようにやってみようと思います。

日々、ChatGPTはじめBardやBingと一緒に過ごす時間が増えている人は増大傾向だと思います。この状況をどう捉えているかは使っている人それぞれの状況ではあるのですが、たまたま今朝、クリティカルサイクリングの「知性の自転車」という記事がシェアされているのを目にして、一応スティーブ・ジョブズが言っていた自転車の話のコンピューターの発展系の範疇なんだろうとは思っています。

Steve Jobs (2015) Bicycle for the Mind Scene

このビデオは、映画「Steve Jobs (2015)」からの一場面で、スティーブ・ジョブズとジョン・スカリーが和解するシーンを描いています。以下に、その主な内容をまとめます:

  1. スティーブ・ジョブズとジョン・スカリーは、ジョブズの採用の歴史と彼の生物学的な父親について話し合います。ジョブズは、彼が最初に採用された家族が彼を返したこと、そして彼の生物学的な母親が彼の採用に署名することを拒んだことを明らかにします。
  2. ジョブズは、彼が自分の生物学的な父親に会ったことがあると述べ、その人物が彼がスティーブ・ジョブズであることを知らないと明らかにします。
  3. ジョブズは、彼が開発したコンピュータ、Macintoshについて語ります。彼はそれを「心のための自転車」と表現し、それが世界を変える可能性があると述べます。
  4. ジョブズは、彼がAppleの製品、Newtonを「スタイラス」(ペンのような道具)の存在が理由で廃止したことを語ります。彼は、スタイラスを持っていると、手の他の5つの指を使うことができないと説明します。
  5. 最後に、ジョブズとスカリーは、彼らが一緒にできたこと、そして彼らが一緒にできたことについて語ります。

このシーンは、スティーブ・ジョブズのビジョンと彼の個人的な歴史、そして彼がどのようにして自分の製品を開発し、それが世界にどのような影響を与えるかについての洞察を提供しています。

ChatGPT+ Video Insightによる要約

このシーンで奇しくもNewtonの話も出てきましたね。元々映画にそのエピソードを差し込んだ理由は紛れもない2007年のiPhoneの登場を示唆したかったからだと想像しますが、2023年6月の今となっては、WWDCで発表されたVison Proも少し想像してしまう話に聞こえました(今の技術だとこうなるんだろうか、という文脈で)。

Vision Proはこれまで本体以外にキーボード、マウス、ディスプレイが必須だったコンピューターを発展させて、現実世界同等に感じる仮想の空間を表示させ、その画面上のオブジェクトを目で見て操作するようにデザインしたマシンです。それを3499ドルで販売できるスペックでまとめ上げたのは世界で時価総額トップであるAppleの力だとは思いますし、iPhoneの時には1年遅れでの登場となったアプリ開発の環境を製品より先に発表してDay1から親しめる製品にしていく戦略にでたところも、単なるハードウェアやソフトウェア企業の枠を超えた垂直統合のプラットフォーマーとしての強大さを見せつけた発表だったと思ってます。元々こういう製品を買うアーリーアダプター層は、この製品を買って3〜5年後の世界をイメージする先行体験をすることで投資を回収する属性だと思ってます。なので、その未来のイメージがどこまで拡がる製品に仕上がっているのか?あたりを評価しないと、Appleとかが出す製品の価値はわからない、と思ってます。

だからなんだよ、という話に聞こえるくらいに当たり前になったコンピューターとそのコンピューターの上で使っているアプリ、サービスたちに囲まれて生活しているわけですが(そしてVision Proがあると文字通りサービスに囲まれる体験をする)、きっとそのサービスは冒頭の生成系AIを通して利用する形になり、こうした環境が当たり前の「自然」の景色に変わっていくのだろうと考えています。

ここから先は、創造力を鍛錬する世界ですが、私は環境が変わった世界にいる人間がどういう方向に行動変容していくのかを考える事が多いです。例えばそもそもの24時間の時間の使い方はどう変わるのかな?とか経済活動ってどう変わるんだろう?そもそも個人を取り巻く社会はどう変容していくのかな?とか。スマホとSNSの影響もあり、日本語圏だけを切り取っても多レイヤーでマルチバースな世界になっている気がしますが、デバイスの選択肢が増えて受ける環境が一律ではなくなると、更に分断が進んでいき、最終的には個々人に最適化された社会を実現するという方向にいくような気もします。その実現のためには個々人での差分を埋めるためのインターフェースとして自働化されたAIが担うという状態に近づいていくとかで。この状況を少し俯瞰してみていくと、人間と人間は直接コミュニケーションを取らなくても良い部分が増えていくはずですね。これはコロナ禍に経験したリモートワークの世界がより効率化して拡大していく世界のイメージなのでしょう。今だとオンライン会議中に画面共有してChatGPTのプラグインで「食べログ」を「Web Pilot」を使って、友達といきたいお店を探して、調整するみたいな事ができますが、その後誰かが幹事をやってお店手配したりとかは自働化されたAIがテキパキ処理していく世界観ってことだと思います。このユースケースくらいなら食べログのChatGPTプラグインがもう少し進化したら実現しちゃいそうですけど、環境が変わることで実生活においても、タイパの良い利点があるような気もしました。

こんな感じで頭の体操みたいに今ある情報から楽観的に未来の状態を考えたりして週末の朝を過ごしてました。この記事を読まれた方はどんな生活に変わると思いましたか?もし良かったら感想やお考えを聞かせてください(Twitter)。

追記 食べログのプラグインだけで、お店予約もできちゃいますね。

【コマンドとパラメータ】1. Tabelog.vacancySearch • free_keyword: 検索キーワード(エリア、ジャンル、状況、レストラン名など) • reservation_datetime: 予約日時(yyyy-mm-ddThh:mm:ss.000+09:00形式) • reservation_member: 予約人数 • 機能: キーワード、予約日時、予約人数に基づいて飲食店を検索し、予約可能な日時を取得します。 2. web_pilot.visitWebPage • link: 訪問するウェブページのURL • user_has_request: ユーザーがリクエストを持っているかどうか • 機能: 指定されたウェブページの情報を取得します。ユーザーがリクエストを持っている場合(例えば、特定の情報の抽出やページの翻訳など)、それに応じて操作を行います。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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