景気がぱっとしない状況が続き、会社役員の入れ替わりや飛び降り自殺なんて話も聞き飽きた気がするのだが、久々に面白い役員人事の話を聞いた。
取締役 取締役
○○事業部長→特命担当
だそうな。
そもそもこれは昇格ととらまえて良いのか、判断が難しい。いったい何の任務なんだ?この役員は。
更に言うなら、こういう偉い方が異動の場合、大抵どの会社でも盛大な送別会を実施するはずである。その際、必ず「ご栄転おめでとうございます!」等という挨拶を下々の者は言うはずだ。
・・・今回はどうするんだろうか・・・。
まぁ、それは置いといてもだ。
特命って、誰の特命なのか、気になるところ。
サラリーマンとしての正しいリアクションとしては命令元は社長であると思うのが当然だ。
社:おい、特命担当。某社の株価を調べて来い
特:かしこまりました。
や、
社:おい、特命担当。俺のメールを読み上げろ。
特:かしこまりました。
社長さま、いつもお世話になっております。○○です。先日の・・・・(略)
等、ごく当たり前の社長と特命担当の関係が想像できる。
しかし、株式会社なら命令を出す可能性がある人は他にもいるはず。
そう。株主。
株主からの特命に応える担当と定義してしまうと、それこそ”すぐやる課”や”街のべんり屋さん”並の扱いと言う事になる。
特:はい、特命担当です。
株:あ、特命担当さん?悪いんだけど、うちの犬探してくれる?
とか、
特:はい、特命担当です。
株:何か、この前おたくからプラズマテレビ買ったんだけどぉ、なんか○ドバシカメラの方が50000円安かったのぉ。悪いんだけど返品していい?
など、特命の御用聞きからカスタマーセンターまで一元化し、しかも役員権限で無尽蔵にリソースをアサイン出来るので、CS向上と言う面では他社に先駆けたわかりやすい体制が構築できそうだ。
ついでにサービスを受けるには株主にならないといけないから、株価も上がりそうだし。
まぁ個人的にはその配下の担当者の名誉が与えられても、謹んで辞退すると思うが、きっと自社のミッションとはまったく関係ない任務が経験出来るに違いない・・・。
他にも特命担当にしてもらいたい任務があるはずですね。
気が付いたら下記テンプレートでコメントに書いておいてください。
[テンプレート]
特:はい、特命担当です。
○:・・・・
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