映画 スーパーマリオブラザーズ・ムービー 鑑賞

mario bros built with blocks CINEMA
Photo by Suki Lee on Pexels.com

GW期間にぶつけてきたスーパーマリオブラザーズ・ムービーを鑑賞してきました。既に歴代興行成績トップ10入りしたようです。

全世界での累計興行収入は10億2637万6630ドル(約1410億円)、歴代アニメ作品興行成績のトップ10(第10位)入りを果たした。

https://www.famitsu.com/news/202305/02301716.html

たしかに推してる人も多いと思うのですが、普通に興行成績が良いのはファミリーで鑑賞する作品(親の分も加算される)だからだと思ってます。我が家も子供の笑顔のために家族で観に行きましたし、劇場内もファミリー2世代から3世代の方々が多い感じです。さすがマリオは愛されてますね。

まずはシナリオですね(まいどのChatGPTさんによる要約)

シナリオ

『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は2023年の日米合作のコンピュータアニメーション映画で、任天堂の『スーパーマリオ』シリーズを原作にしています。監督はアーロン・ホーバスとマイケル・イェレニック、出演者にはクリス・プラット、チャーリー・デイ、アニャ・テイラー=ジョイらが名を連ねています。映画は、マリオとルイージがキノコ王国を救うために協力し、クッパとその軍団に立ち向かうストーリーです。途中、キノコ王国のピーチ姫やジャングル王国のコング族と同盟を結び、カートでレインボーロードを走りながら冒険が繰り広げられます。

あれば3倍くらい本作品が楽しめる前知識

80年代音楽へのリスペクトに加え、以下のゲーム経験があると、より深く楽しめると思いました。ゲームウォッチ、ファミコン世代の方々(スーファミじゃなくて)は前知識無しに丸腰で行っても多くの方が子供時代の思い出に浸れる気がします。

  • ドンキーコングJr.
  • マリオブラザーズ
  • スーパーマリオブラザーズ
  • マリオカート(シリーズ)

感想(ネタバレあり)

ピーチ姫が国を納めているところとかでフェミニズムな人が動いたりしていたらしいのですが、所詮ゲームの設定ですからね。そういう難しい話なんて要らないですし、下記の宮本茂さんのインタビュー記事を読んでもマリオはそんな難しい話は似合わないように思います。(元々そんな設定自体はなかったわけで)。

「『ドンキーコング』という、女の子をさらっていったゴリラを男の子が追いかけて助けに行くゲームを作ったんですね。そこで男の子をどう作ろうかと。ドットで16×16のマス目で描いた絵をイラストレーションで起こして描いていって、まだマリオという名前はついていなかったんですが、それが最初のキャラクターです」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230427/k10014051081000.html

そういう意味ではIPに目覚めた任天堂が配給元として名前を連ね、宮本茂さんが頭の中で観ていた世界を、3D化して可視化した映像みせてくれる作品なんだと思いました。この映像が丁寧で、ミニオンズで有名なIllumination Studio Parisが得意とする技術を投下してキノコの国もカメの国も描いています。昨年USJでスーパーマリオワールドを体験してきましたが、トンネルくぐって出た時のWOW体験を映画でやるとこういう作りになるのだと納得は出来ると思います。細かいところも割とちゃんと作り込んでいて、冒頭のダイナーでおじさんがやってるゲームはドンキーコングJrですし、随所に登場するゲームのキャラクターや聞き慣れた音もまんまゲームの世界です。その分、映画としてはもう少し解説してもよかったように思う部分もあって例えば下記あたりは補足情報がある方が良かったと思います。まぁ、当然続編を作るでしょうから、次回以降での解説に期待してます。

  • なんでマリオはキノコが嫌い?
  • ピーチは人間で確定?
  • クッパはなぜ亀からクッパに進化した?

任天堂が世界のNINTENDOになるところを遊びながら体験してきた世代なので、80年代音楽がふんだんに使われてロックオンされていると自覚せざるを得ない部分については、同じく映画ならブレット・トレイン、すずめの戸締まりで経験済みですが、ちょっと最近の作品で”Holding Out For A Hero”登場しすぎのためこすりすぎだと思いますし、今回は「Take on me」も使うなら画風も変えちゃうくらいやりきってほしかったという気持ちはあります。

Bonnie Tyler – Holding Out For A Hero (Official HD Video)
スクール・ウォーズ ヒーロー Holding Out For a Hero  麻倉未稀

流行りものですし、ファミコン世代、子供がいる、GWは暇、USJでスーパーマリオワールド体験済、Mという文字が入った帽子を見たらマクドナルドかマリオを想起、するような方は映像はきれいですし音も良く、作り笑いするピーチ姫も見られますので、総じて鑑賞して損しない作品だと思います。

逆にレインボーロードを見て走りたくなるソニックファンの方にはどうやって探してもソニックは出てこない気がしますので、Apple TV+に入ると見る事ができる「テトリス」の方を観ていただくと、きっと心が満たされるはずです。これ、ほんとに面白い作品で、22年はNetflixのThe Playlist(Spotifyの起業ストーリー)、Apple TV+では「Wecrashed」を興奮したイッキ見した身としては早くも23年度上位の1作品になってます。まぁセガはまたスカされる側での登場ですが。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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