ネタバレにならない感想だけ書きます。
先勝と言う事でかなり前に予定が決まっていた事もあり仕事は休みを取らせて頂いたのですが、育児の慰労も兼ねて家内と久しぶりに映画館に行ってきました。ムビチケを使って事前に席を予約はしたものの、えらく昭和な映画館でした。「攻殻機動隊」の公開が1995年で、僕はその後にプレステのゲームのサントラで存在を知り、ビデオをレンタルしたくちです。そこから考えても20年くらい。気にならないはずは無い作品。
オリジナル作品はこちらですね。観たいときにネットですぐに観られるリンクが張れる時代になっているのが2017年。
プレステ版のサントラが中古で売られていてちょっと感動しました。
『CD』 攻殼機動隊 プレイステーション・サウンドトラック 【中古】
|
そんな事はさておき、スカーレットヨハンソン版の映画(字幕)の感想です。
映画としては予算をかけたハリウッド映画で、ハリウッドスターのスカーレットヨハンソンが体を張って「少佐」を演じていて、映像作品としてつまらないものになるはずがないです。ブレード・ランナー、マトリックス、フィフス・エレメント等の作品から脈々と繋がる近未来の都市の姿を今の技術をベースに発展させて、かなりリアルに表現していると思いました。なので、映画館に作品を観に行くこと自体、否定する理由は無いです。監督のオリジナルの攻殻機動隊のアニメーションに対する”愛”をとても感じました。
ではシナリオについて。ここを語ってしまうとネタバレになるので書きませんが、オリジナルの攻殻機動隊を知っている人にとって、一番大きなポイントはおそらく観た人が「自分が攻殻機動隊のどのテーマが好きなの?」と問われる作品になっている点だと思います。そして、初めて観る人にとっては、あの社長って結局何がしたかったんだろ?みたいな感想になると思う。
もしこれから映画館に足を運ぶのであれば、押井守監督のオリジナルの攻殻機動隊、イノセンスに加えて、STAND ALONE COMPLEXの3シリーズが予習の範囲じゃないかな、と。少なくとも個別の11人と、ソリッドステートソサエティーはお勧めです。
<2017/04/08 Updated>
Twitter見てたら、豪華声優陣だったと知り、日本語ベースで見るなら吹き替え版の方がビートたけしだけが日本語でしゃべっているところとの妙な感覚が薄れたのかも知れないと感じました。まぁ観に行く時間は取れないだろうなぁ・・・
<2017/04/08 Updated 2>
予習しておくと良い作品にこちらの「バットマン ビギンズ」を入れ忘れてましたが、今回の映画のシナリオとメッセージは同じ部分があります。