全く持ってアップが遅れておりますがメモを。
先週の土曜日にカロッツェリアの新しいカーナビ発表会があり参加してまいりました。当日あれこれ予定がありバタバタしてましたが何とか間に合いました。
会場は目黒雅叙園です。土曜日の夕方でしたのでかなりの数の結婚式が行われており、普段着で歩くのはちょっと恥ずかしい感じがしました。
当日はあいにくの雨で結構来られなかった方もいたそうです。
メディア関連の仕事でもないのでこの手のメーカーの方がご準備なさったイベントに参加する機会はほとんどありませんが、販売店向けの説明会と同じ会場なので設備も同じとの事で、貴重な機会をいただいたと思ってます。会場内でお茶やケーキ等が用意されていて、他のブロガーさんと交流出来る時間があったりと、運営にはかなり配慮なさっていたようです。ありがとうございました。
あいにく僕が使っているナビは2002年のHDDモデルでして、地図の更新のためにナビを一度外すのが面倒だからアップデートしてません。当時タッチ式の画面ではレスポンスが良かった他社のもの。当日会場に車で行ったので車で使うイメージは直前まで頭に叩き込まれていた状態でした。
ほぼ時間通りに開始。最初のマーケティング部長である田中氏の説明からもかなりの自信を感じましたし、利用者志向を目指す事を明確におっしゃってました。
また、カロッツェリアブランドについて、今回から新しいフレーズを使う事になったようです。
“TRIP to the EDGE”
これには2種類の意味があり、文字通り最先端に行く、そして製品のもつbenefitに陶酔する、両方をかけているそうです。
製品からこのようなカロッツェリアのブランドを感じる事が出来たら、このイベントに参加した意義もあるような気がして、早速製品に触れてみました。
製品ラインナップで目新しいのはやはり復活したエアーナビです。
carrozzeria | エアーナビ(カーナビゲーション)
以前もネットを活用した同名のナビを販売していましたが、PND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)と言う新しいカテゴリーで再チャレンジした意欲作だと思います。今の段階でなかなかのレベルだと思います。何しろエアーナビだけ女性コンパニオンの説明員がついていて気合いを感じましたw。
ナビでもありネット端末としても使えると言う意味で、日頃からネットで情報を検索し、携帯に送っておいて、車に乗ったらカーナビを設定すると言う工程を繰り返していたので、あったらうれしい組合せの端末である事は間違いありません。
特に携帯やPCで情報を検索、入力し、カーナビでその情報をすぐに引き出せる連携機能や居場所を直接カーナビに送れる「お迎えサービス」、ガソリンの値段でガススタ検索等通信ならでは、スマートループをやってきた会社ならではの機能が盛り込まれて慣れたら便利だと思いました。
あいにく発売前のモデルである事もあって、「通信中」から戻ってこなくなる場面もあって、完全に機能を試したわけではありませんがなかなか練られているとは思いました。
個人的には携帯、PC連携機能は結構イケるような気がしました。日頃ナビタイムを愛用してますが、これでカーナビにも連携するならかなり幸せだなぁと思ってたので、まさにそんなイメージです。PCで事前に場所を入れておけば、ナビではその情報を引っ張ってくるだけで良いわけですし、もう少し発想を変えれば、自分の両親の車に取り付けて、行き先の検索とかは僕が代わりに遠隔からやってあげる、なんて使い方も出来たりするかな、とか。機能とインターフェースをちょっと切り離してあげる、と言うのがここしばらくの僕の仕事のテーマだったので、何か気になりました。パソコンで調べてナビを設定、と言うのはこれまでもサイバーナビで出来た事みたいだけど、リアルタイムに出来る点がエアーって事ですね。
まぁエアーナビに入った情報のバックアップを取る方法が無かったりと不安はあるんだけど、また検索すればいいわけだし。
エアーナビはオープン価格で6月頃発売との事。
残りはカロッツェリアナビの最高峰「サイバーナビ」とスタンダードの「楽ナビ」です。あまり目立った特徴が無かったので楽ナビはパスして、サイバーナビの新しいところをメモっておきます。
まず触ってすぐに感じたのが画面レスポンスの速さ。とてもきびきびしていて、失礼ですがカロッツェリアのカーナビとは思えないスピードでした。会場に来ていた他の方とも話していたのですが、一番びっくりした点だし、買ってもいいかな?とか思った点だったようです。担当の方に伺ったところ、実はCPU的には昨年のサイバーナビからそれほど大きく変わったわけではなかったようで、ソフトウェア面での改善をしたそうです。UIに関してはApple iPhone等タッチインターフェースを有効に使ったデバイスが出てきた事もあってか、どのメーカーもかなりてこ入れしてきている印象を持ちました。これは利用者に取ってはとてもうれしい事。運転手としては、出来るだけ複雑な操作はしたくないし。
そして、そのうれしい機能2つ目としてついに「マルチ検索」機能が搭載されました。
思いつくままキーワードを入れれば何か探してくれます。おまけに一文字入れたら過去に検索したものも表示してくれたりとなかなか賢い。過去の検索ワードは最初から出てても良いかな、と思いました。駐車場の安い順にソートはしてくれませんがガソリンの安いGS順に表示する等、やることはしっかりやってくれます。押さえるところはしっかり押さえたカーナビだと思いました。
リモコンも小型化されて、ダイヤル式になってかなり使いやすく感じました。
こういう完成度はさすがカロッツェリアだと感心させられました。
まぁその分値段も高いのですが、今回のモデルから3年分の地図更新費用も含まれる事になったそうで、トータルコストでみたら結構がんばっている気がしました(それでも高いけど)。
そんなわけで、スタンダードと言っていた楽ナビがしぼんだ印象になってかわいそうな気もしたけど、なんだかんだで一番売れるんだろうな。
会場でお話させていただいたブロガーの方でMacユーザーが何人かいらっしゃいました。サイバーナビのアプリケーションがPCのみである事に残念がっておりました。まぁBootCampで使えば良いんでしょうけどね。こういう連携ってまだまだ時間が掛かるのかもしれませんね。
ガソリン代がどんどん上がっていて乗るのも躊躇したり、車そのものが売れないと言われている時代ですが、こういう製品を使っていたらドライブももっと楽しくなるのかも知れませんね。特に自動車メーカーの標準搭載のナビの性能があがってきている事もあり、アフターパーツメーカーとしての差別化を明確にしようと言うメーカー側の意向を強く感じたイベントでした。
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