20日の話になってしまいますが、東京国際フォーラムで行われたヒューイルイスとシカゴのライブに行ってきました。何ともすてきな時間でした。
ヒューイを知ったのは例に漏れず「Back to the Future」の”Power of Love”です。「Back to the Future」と言う映画は1985年が設定で、その年の秋から冬に日本で公開されました。当時ほぼ毎週新宿の伊勢丹界隈の映画館に映画を観に行く小学生だったので、この映画の面白さに一気にノックアウトされました。サントラを買ってもらい、もっとも聞き込んだ曲がこの”Power of Love”(もう一つはテーマ曲ですね)でした。おそらく僕が最初に好きになった洋楽アーティストはヒューイルイスって事になると思います。
その年のグラミー賞でヒューイが歌っているビデオや、その後に出たアルバム”Fore”は本当にテープがすり切れるレベルでよく観たり聴いたりしてましたし、ヒット作の”Sports”もよく聴いてました。
なので大人になったら絶対ライブに行こう!と思っていたのですが、大人になるといろんな音楽の味を知ってしまいこういうピュアな感情をすっかり忘れてしまいまして、彼のライブに行くのは今回が初めてとなります。最近の活動状況やメンバーの入れ替わり等もライブの後で知ったくらいです。
そんなちょっとノスタルジックな感情と一緒に始まったライブは、1曲目から飛ばしていて、僕自身の小中学校時代の感情に一気に戻してくれました。2月のポリスのライブの時とはひと味違う、忘れ去っていた懐かしい自分に会えた気がした時間でした。
休憩を挟んで次がシカゴでした。
僕が知っているシカゴはデビットフォスターの時代なのですが、こうキャリアが長く、時代毎に音楽性が異なるグループになるといろんな層のリスナーがいるわけで、そういう意味では出てくる曲出てくる曲がものすごく新鮮でした。
その中でも一番新鮮だったのが”Saturday in the Park”がシカゴの曲だったって事を思い出したって事w。iTunesではCMで使われているボビーカウベルのバージョンがあり、まぁこんな感じの曲だったよなあ等と思ってましたが、シカゴバージョンはこれまた良いですね。オリジナルだから当たり前って話ですけど。
アンコールがこれまたすごい。ゲストは布袋寅泰!キルビルの曲”Battle Without Honor or Humanity”でシカゴと競演です。ちっとも調べてなかったからこのサプライズゲストは本当にうれしかった。布袋を観たのはこれまたComplexの時かギタリズム3くらいが最後だったと思うので、すんごい久しぶり。人生においても色々あったし、すごいギターが上手くなってて(失礼!)驚きました。そしてとてもかっこ良かった。ロックしてる男でした。
ヒューイルイス、シカゴ、そして布袋とこの日のライブは豪華なメンバーの演奏に浸れて大満足な夜でした。
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