Shûgo Nozaki, born 1973, a former child actor, now thrives as a content syncretist, creating with AI and leading AOI Future, an independent music label.
(Draft, August 2025)
We are not zeros.
We are not ones.
We find ourselves in the gradation — the awai — between.
AI calculates.
Humans tremble, breathe, remember.
We live in the utsuroi,
in ambiguity, in shifting forms.
A world of yusōkan — perception itself quivering.
In the awai,
we touch Shunyata.
And not only we.
The trees, the winds, the rivers too —
all live in the trembling gradation of life.
This is not a conclusion.
It is a thought in fermentation,
a manifesto still in becoming.
私はAIを使った創作に取り組む中で、「AIアーティスト」という呼び方に違和感を覚えました。
アーティストは時間や身体をかけて作品を紡ぐ存在であり、その尊厳を安易に侵すわけにはいかない。
一方で「AIオペレーター」と呼ぶには、そこに確かに創造の手応えがある。
その中間を指し示す新しい呼称を探す中で出会ったのが シンクレティズム(syncretism) でした。
シンクレティズムには二つの軸があります。
一つは文化やメディアを横断する 「横の融合」。
もう一つは、人間の直感や身体性とAIの論理やデータを垂直に交わらせる 「縦の融合」。
この二つを併せ持つ創造者を、私は 「コンテンツシンクレティスト」 と呼ぶことにしました。
やがてAIが社会に深く浸透していく光景を目の当たりにして、改めて人間の特性を考えるようになりました。
AIは徹底して「0と1」の世界を生きています。
しかし人間は、そのあわい──グラデーションのような移ろい、曖昧さ、揺れを生きる存在です。
その曖昧さの中で、私たちはときに Shunyata に触れる感覚を得る。
そして今、私の関心は人間だけにとどまりません。
自然や他の生命、植物もまた同じように、この揺れのグラデーションの中に生きている。
私はもともと人を避けていた存在でしたが、そこから人への興味が芽生え、やがて自然や他の生命へと視野が開かれていった。
それもまた、一つの循環だったのだと思います。
この考えはまだ熟成の途上にある。
これからの実践や対話を通じて、形を変えながら発酵していくだろう。
0と1のあわいを生きること。
それは人間だけでなく、生命全体に通底するリズムであり、AIには持ち得ない創造の源泉なのです。