僕の見たCES2012

memo

#ces is almost over.

かれこれ1ヶ月程前になってしまいますが、仕事でInternational CES 2012と言うラスベガスで行われた世界最大の家電ショーに出張で行ってきました。
あちこちで既に新製品はニュースに上がっているので、大概のニュースバリューは無いのですが、個人的に会場でウケたきわもの製品はあんまり取り上げられてないようなので、自分のブログに記録しておきたいと思います。

ちょうど#gdgdnomiの新年会で余興がてら紹介した際のプレゼンがあったのでslideshareにアップしておきました。とかいっても飲み会に行く途中の電車で写真を貼り付けただけだったりしますが・・・。

基本的に写真だけなので見ておいていただけるとわかるのですが、簡単に解説を加えておきます。

<2スライド目>
とにかくテレビが薄い。左はソニー謹製のクリスタルLED。技術はすごいけどあいにくプレゼンテーションがいまいちで説明を受けるまで良さがわからず。総じて日本企業はそんな感じの印象。
真ん中はサムソンのOLED。最後までハメコミの画面じゃ無いかと疑いたくなるほど薄くてきれいでした。
右がLG電子のOLED。そして3Dです。ここはプレゼンテーションもすばらしく、ブースの入口で巨大な3D映像を見るために来場者は3Dめがねを掛けさせられます。そしてその映像が終わると3D映像が流れているこのディスプレイが正面に構えているわけです。かなりの衝撃がありました。

<3スライド目>
一応話題のひとつであるGoogleTV2.0。出展していたのはLG、ソニー、MarvellのSTB。
あいにく僕が見たときはGoogleの説明員もお疲れ気味でノリが悪かったので、あまり良い印象を持てませんでしたが、特徴のあるリモコンで好き嫌いが分かれそうな感じ。

<4スライド目>
左はインテルのブース。手前のマシンに手を置くと、自分の生物が天井のディスプレイに生まれ、他の生物と共存?する仕掛け。
右上は先ほどのLG電子の巨大3D映像、その下がけなげに仕事をこなす村田製作所のムラタセイサク君。その下はalibaba.comに出現した変なロボット。たぶん中の人がセグウェイに乗り、ブースを通る人をからかっては引き留めるので、それなりに滞在時間が長くなる仕掛け。

<5スライド目>
LG電子のSmartTVの特徴とも言えるMagic Remote。ちょいエロい変な形状なのですが、ポインター、ホイール(上下のみ)ジェスチャー、音声入力機能を持つもの。デモの成功率はいまいちなので、最終調整はまだだったみたい。

<6スライド目>
スマートフォン達ですが、左はノキアが気合いを入れて発表したLumia900。3G版のLumia800が売り出し中ですが、こちらはこれからこのCES2012で発表し、今年売り出すLTE対応版です。薄いけど画面が大きいのでインパクトはあります。
右はソニーのXperiaとそのコンパニオン製品。時計型のものはBluetoothのコントローラーです。

<7スライド目>
個人的にはトピックスに思う自動車メーカーのブースです。メルセデスは会長がキーノートも行い、家電メーカーとの連携を希望している点をかなり強調していました。

<8スライド目>
AudiブースにはUrban Conceptなる街乗り車が登場。あいにく乗れないのですが、インパクトはあります。
後で自動車関連の人に聞くと、右上の写真にある上部がマルチタッチになっているコントローラーは技術的にかなり高度との事。ダイアルは回転するのに、常に前方を示す点がその理由らしいです。

<9スライド目>
ノキア(元NAVTEQ社)が出展していたMirrorLink。写真はカーオーディオコーナーのソニーブースに参考出展されていたもの。この仕組みを使うとカーナビの本体はスマートフォンにして常に最新の情報を得られます。自動車メーカーがしきりに訴える移動中も安全に利用出来るUIを提供出来る点が売り。既に世界で対応デバイスは発売されており、今後の展開が期待されます。
小さい写真達は上からNVIDIA、パナソニック、メルセデスの車内の模様です。
僕自身がこういう車内空間の情報化が進む点に興味を持っている理由は、自動車自体の安全走行技術が進歩する事で、そのうちドライバー自らが運転にそれ程神経を使わなくなる方向に向かっているので、移動時間を活用出来るソリューションが求められると考えているためです。今の時点ではそこまでの道のりは遠いように思う人も多いかも知れませんが、自動車メーカー各社は間違いなくその方向に向かっており、恐らくものすごいスピードで技術が進歩して新しい市場を生み出すと考えています。この2年くらいそういう方面を個人的に追ってきましたが、今回の展示を見て、実現は遠くないと確信しました。僕自身はそういう時代に快適で楽しい車内空間をデザインしたい。同じような事を考えている方は是非仲良くしていただきたいです。

<10スライド目>
左はあのデロリアンのEV。しかも抽選でもらえたらしいです。連絡無かったらはずれたみたいだけど。

<11スライド目>
ここからがちょいきわものですが、BURG Incのスマートフォンw。
ちゃんとSIMカードが刺さり、電話だけではなく、SMSやFacetime的なビデオ通話も出来ます。写真の派手なもの以外にも例えばL.A.等、ネーミングも気が利いた感じ。お値段は写真のタイプで299ドル。
他にも着信専用だけどGPS付きのキッズ携帯みたいなものもあり、99ドル。

右の真ん中はiPadをコントローラーに使ったラジコンです。Drone以外にも似たようなものはあるわけです。
その下がマクセルUSAが発売する持ち運び可能なNAS。実態はWiFiルーター内蔵の外部ストレージ。USB端子から充電し、SDカードを挿すと、NASとしてスマートフォンやタブレット端末の外部ストレージとして活用出来るので、本体の容量が少なくても大容量のファイルを扱える優れもの。

<12スライド目>
Genius社のRing Presentator という製品。これひとつで小型マウスにもパワポの操作も、レーザーポインターにもなって69.99ドル。ただいま日本のディストリビューターを募集中との事。これを使えばスマートなプレゼンが出来ること間違いなしです。

<13スライド目>
iLoungeと呼ばれるiPhone、iPad系のアクセサリー製品の展示コーナー。聞くところによると昨年の3倍くらいの広さになり、ごらんのようなケース類が大量に展示されてました。写真はその一つのコーナーで今使っているケースを捨てたら新しいケースと交換してくれるブースの様子。結構有名どころのケースが捨てられておりました。あいにく僕が行ったときには良い色が無くて交換しませんでした。

後、iPadケースの多くは写真にあるようにキーボード付きがほぼデファクトじゃないかって感じ。このあたりはUltra Bookとの境目がよくわからなりそうな気配ですね。

<14スライド目>
このスライドは大人向けですが、これはポップな色ですが大人のおもちゃ。しかも、聴いてる曲のビートに合わせて振動するタイプ。まさにFeel the music!
なんでこれが出展出来たのか不明ですが、iLoungeコーナーでもここだけは不思議な空気が漂っておりました・・・。

<最後>
移動する飛行機までの待ち時間がすごく長かった(ほぼ1日)ので、時間つぶしに行ったLas Vegas Motor Speedwayで撮ったNASCARです。Richard Pettyと言うNASCAR界では著名な人が経営するドライビング体験ツアーに参加しました。
コースは僕が参加したプロのドライバーの同乗走行(時速260キロ位でコースを3周)の他、ちょいとした講習を受けて自分で運転するコースもあります。

詳細はこちらで!
http://www.drivepetty.com/

ちなみにNASCAR以外に700ドル位でフェラーリやガヤルドでこのコースを走れるツアーもあります。

http://exoticsracing.com/

以上、簡単ですが報告には入れる場所が無かったスライドの解説でした。

最後になりましたが、現地でお世話になりました皆様、本当に色々とありがとうございました。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

良かったらフォローしてくださいませ。
memo
役に立ったらシェアしてね
良かったらフォローしてくださいませ。

コメント

  1. Shinohara より:

    そういえば、アップルの歴史本の1,2がうちで、かなり厚めのマウスパッドになってるな~。

タイトルとURLをコピーしました