1日に観た「スタートレック」がすごい面白かったからその感想文でも書いておこうと思ったのですが、ITメディアの岡田女史の記事が何か一気に読んでしまう程の釣り広告だったので、そっちの感想をメモっておきます。
日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) – ITmedia News
Web、はてな、将棋への思い 梅田望夫さんに聞く(後編) (1/3) – ITmedia News
別に記事自体は、釣りっぽいからそれで良いとして、最初は釣り広告の割には面白くないと感じてしまった。
同じ自慢話でも飲み屋で自慢話してるおっさんの話の方が面白い気がした。
超一流が好きと言うのは、アイドルが好きだったり、ヒーローに憧れてしまったりする感情と同じだと思うけど、クリエイティブな人ってその領域を突き抜けて自分を出してる人だと僕は思っていたので、この人ってもう何かを生み出す人じゃないんだな、と感じて、何となくそこがつまらなかった。
先端で何かを生み出そうとしてる人の一言は聞くだけで感銘を受ける事が多いが、それを傍観してる人のコメントなんてやってる先端にいる本人にとってはwordyなだけだろ。そう思える人の集まりが「超一流」の世界だと僕は思う。
そう思ったら、インターネッツのおかげで色んな価値観を安価に可視化する事が出来るようになって、同じ日本の中で普通にダイバーシティを感じる時代になってるんだな、と改めて意識した。言い方を変えれば、ある意味「好き」を続ける事が出来る時代にとっくの昔に入ってるって事だと思う。生きてる本人達がそれを「好き」と気付いてるかどうかが微妙なだけで。
だからこの記事で「ハイソ」とか「上の子」とか「格」とか見ると、何か広がり感が足りなかったんだろうな、と。
梅田望夫氏をダシに使い(その意味では超一流の仕事っぷり)、何とも奥深い記事をお書きになりますね。
さすが岡田女史だw。
<2009/06/05>
立ち話で「そういや、なんであの記事が釣り広告なんですか?」って聞かれたので、このようにお答えしました。
付いてるはてブの数や言及しているブログの数の盛り上がりを見てもなお更そういう印象を持ったのですが、この記事をネタにすればするほど、梅田さんが新しい本を出して、それが「将棋」に関する話だと宣伝してあげてるように思ったからです。
書いてる人の中には本のアフィリエイトをつけて熱烈宣伝してる人もいるわけですし。
人は低きに流れる生き物と言うことでしょう。
記事で本人が語っている内容に関して思うことは、そこまでして下流な人々の口コミ力を活用してまで本を売り出してしまった対価として、自らも下流なコメントを出さなければいけない状況になってしまったわけですから、梅田氏が次に発するコメントがとても気になります。このまま無言を通して「人の噂も3日まで」を実践するか?批判を受けて猛烈にハイブロマンセーと突進してくるのか?まさにエコノミーシートでよく聞く「chiken or beef ?」な状態だと思う。
個人的には梅田氏に縁もゆかりも無いし、大韓航空のビビンバの後、「ォチャー、コォチャー?(tea or green tea?の意)」を聞くとちょっとほっとする方です。
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