今そこにある大企業のジレンマ

memo

タイトル程たいした内容でもないエントリーですけど、ふと感じた事を書いておきます。

今、仕事で新しい試みのサービスを開発に携わってます。といってもこの1年半はインキュベーション開発が仕事なので何か新しい取り組みのサービス開発と言うのは他にもやってはいるのですが、今日はそのうちのひとつのプロジェクトの定例ミーティングでした。

WFGN


そのサービスがどういうものか?はそのうち公に出来るはずなので(と信じてる)、今回は省略するとして、僕の役割は「表向き」な開発とりまとめ役ですw。当然本来主役の裏側にはこういう仕事をしなきゃ滅多に会えない素晴らしい技術者が揃っていて、そういう人達の仕事っぷりが目の前で見られるのが醍醐味だな、と思ってます。

開発の現場だけ見てると何か良いんじゃない?って気になります。コンセプトや使う技術、アイデアもユニークだし、まぁユーザー目線で見たらまだまだ納得してもらえるレベルじゃない部分は多々あるんでお金もらえるレベルじゃ全然ないんだけど・・。ちゃんと動いている時って前置きが必要だけどw、何となく言葉に出来ないけど言いたい「何か」を共感してもらえるかも?と言う気がする時もあります。

こういう光景はたぶん色んな企業内の開発現場でも良くあるんじゃないかと思ってます。で、課題はこの「何か」を表現する言葉がない時。懐かしいThe Matrixの台詞で言うなら”you have to see it for yourself”な時です。

出すのもリスク、出さぬのもリスク、と。

今日、企業がジレンマに陥る時と言うのはこうなんだかわかんないリスクが色々ありそうな時に結局何も無かった事にしてしまいがちな点じゃないか?とふと思う瞬間に遭遇しました。
正直、サラリーマンを10年以上やってるので、そういう視点からの空気も読める自分を自負してましたが、あいにく口から出た言葉は全く逆でした。

だって、新しい「何か」を作ろうとした場合、企業において重要なリスクってなんだろ?僕はたぶん継続or開発中止で言えば中止の方だと思いました。途中で止めてしまうと誰かに出し抜かれちゃったりして悔しいし、少ない脳みそで考えるより仲間を増やした方がもっと良く早く完成する気がする。それにネットのサービスは改善し続けて何となく良いものになるんだと思うし。なので、そろそろコミュニケーションする範囲を広くしていく方がいいと思った。

もちろん判断に困って思考停止になる理由も明快。中途半端に進めてしまうと撤退しにくくなるなるからボディーブローみたいに後々取り返しがつかない事になる(過去の亡霊。自社で多いケース)。どっちに進めてもコストがかかるのだ。

メンバーが複数いると色んな反応があり参考になります。ちゃぶ台をひっくり返すとか、自ら堂々巡りを始めてしまうとか、他人事になっちゃうとか。きっとこの数が増えたらもっと色んな気づきがあるのだろうと思う。
僕自身が一番苦手な仕事はどういう形をしていようと出口がない時です。一般的にはグレーゾーンが標準で白黒明確なんて状態の方がレアだろうけど、何かしらフィードバックがあると作り手はうれしいものじゃないかと思う。

そんなこんなで新しい「何か」を作ろうと思ったら、しっかり伝わりやすい言葉にしていく作業や、デモを含めたプレゼンテーションはとても重要なんだと改めて感じた次第です。そしてフィードバックをもらうことも。
色んなプロジェクトでも応用出来そうな事ですね。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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コメント

  1. shino より:

    なんだなんだ。wifiジャガイモ。携帯でジャガイモとWIFIー? ほくほくなのか?

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