えらく寒かったのですが、矢野顕子のコンサートに行ってきました。
夏にもブルーノートのライブに行きましたが、この”さとがえるコンサート”は初めて。
嫁の趣味で、元来自分のテリトリー外だと思ってたアーティストなんですが、数年前に経験したライブが最初の体験だった事もあり、一気に好きになりました。
昨日はスペシャルゲストに忌野清志郎氏が登場。すんごく席が悪かったのですが、それでも何着てるか見えちゃう位に派手な衣装でした(福生で仕入れてるとの事)。と言うかオーラ出てました。大変興味深かったのは、忌野清志郎が歌うと手拍子が起こり、矢野顕子氏が歌うと手拍子が止み、静かに聞き入ると言う客の反応です。ライブも数回目なので、何となくそういう反応をしてしまうのはわかるようになってきましたが・・・。
人の曲をも自分の曲するアーティスト。よく言えば、演奏するアーティストによって制限されてしまう楽曲の良さだけでなく、歌詞の持つ世界観を広げる事が出来る人だと思ってます。たしかにこういう人にならパクられても嬉しいアーティストが多いと思う。良い曲をもっと羽ばたかせると言う意味で。
僕自身が好きな音楽は基本的に歌詞が少なく、抑揚もあんまりないテクノ・ハウス系なので、こう歌詞をしっかり頭に流し込んでくれるアーティストの方を尊敬してます。良い音楽と感じる部分は人によって違いますが、往々にして口ずさんでしまうメロディーや歌詞って、人をハッピーにしてると思ってます。矢野顕子さんの曲ってそういう音楽なんだなぁと聞くたびに思ってます。
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