元ネタ:ハッカー「DVDヨン」、スティーブ・ジョブズ氏に反論(ITMedia)
先日の記事にも書きましたジョブスがいきなり出したメッセージにあちこちでコメントが付くなか、有名人のヨン・ヨハンセン氏もコメントを出したようです。
別に2回目のアメリカンドリームを体感中のジョブスが勝手にほざいてる事だから、その程度に聞いておけばいい話じゃないのか、とも思うのですが・・・。
So sue me(Jon Lech Johansen’s blog)
http://nanocrew.net/
いや、もしものすごーく前向きな議論をするなら、と言う前置きが必要だけど、音楽を売る、買うの議論に終始してても何か抜けてる気がしてるんです。音楽ビジネスを語るにあたり、必ずしもレコード会社がアーティストの事を考慮してるわけでもないのだし(ビジネスなんだから要は金勘定だろ)、デジタル音楽市場での流通を考えると、これまでのビジネスモデルで君臨してきたレコード会社の存在も希薄になるだろうから、ディストリビューターは、もうちょっと金の源泉になるアーティスト、クリエーターに配慮してもらいたい気はする。デジタル音楽市場とか既存と分けて呼んでみても、結局そういうアーティストの作品はインディーズとか言うカテゴリーひとつで終わってるわけで、あんまり目新しさを感じない気もするわけです。パソコンで一覧しやすいから余計そう感じる。
iTS(iTunes Store)にしても、開始して2年くらい経つんだから、そろそろメジャーアーティストとストリートミュージシャンのライブが同じカテゴリーで戦かえるような土壌にしていってもいい気がするんだけど(ま、もうなってるのかも知れないが、あまり売れないから目立たないだけか?)。mF247の丸山茂雄さんがどこかでおっしゃってたとおり、アーティストが言う音楽とはほとんどの人にとってはただの「情報」でしかなくて、その情報の中から誰かの好みにひっかかってはじめて「音楽」として認知されるのが普通の活動って思ってます。レコ屋、CD屋に行って自分にとっての音楽を探す作業と同じ。その音楽だって人にとってはただのノイズでしかないんだから(最近、信号待ちしてるバイクから聞こえる音楽がノイズでうざい事が多いんだけど)。
僕自身はこういうプロとアマと言う垣根をなくした土壌が育つ中で普通にいろんな人が創造する音楽も流通させながらなんとなくビジネスに繋がる仕組みが欲しいと思ってます。少なくともプロのミュージシャンを仕事として金をもらってる以外に定義しにくくなってる時代だからこういう流れが素直で良いんじゃないかと思ってますが。
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