連休の真ん中の日曜日にSONAR SOUND TOKYO 2004というイベントを観てきました。
説明によるとSONARはAdvanced Music(アドヴァンスド・ミュージック=テクノ、ハウス、ヒップホップ、ポスト・ロック、エクスペリメンタルなどエレクトロニック・ミュージックを中心に前進しつづけるサウンド)のイベントだったそうで、確かに全身で前進を続けるようなすばらしいパフォーマンスのアーティストがいました。
具体的に名を挙げると10/10に出演していたT.Raumschmiere氏などは登場時から汗を拭きまくっていたのだが、暑いのか徐々にシャツ、タンクトップと脱ぎはじめ、ステージが終わる頃にはトランクスのみのセクシーな状態になっていた。しかも半ケツで。初めて彼のライブを見たので、そういう趣向のステージなんだと思っておこう。とにかくライブは盛り上がった。
その他、本人たちのテンションと会場のテンションに開きがあったアーティストとして、Schneider TMが挙げられる。
Schneider TMは所謂ノイズ系の人たち(実際そうかは知らない。ライブで聞いた印象)で、誰しも耳を塞ぎ始めるあたりの音を出す感じ?マジなノイズである。常人でも耳が痛いので、ラリってる人だと失神しそうな音だと思うんだけど・・・。
そんな彼らがもっとも会場と距離を広げたのが「カッパダンス」と言う曲だ。
彼らの国では河童はリスペクトされる存在らしいが、日本人の間で河童と言えば黄桜のCMくらいしか思い出せないと言う事をどうも知らないらしい。コミュニケーションの難しさを感じたグループだった。
で、この日のトリであり、きっとほとんどの客はこのライブを見るために来たに違いないと言うのが最後の
SKETCH SHOW + RYUICHI SAKAMOTO
だと思う。
中身は要するにY.M.Oだ。
もちろんライディーンとかはやらない。でも十分盛り上がったし、観客はその演奏を聞き入っていた。
とはいえ、会場はすし詰め状態でせっかくステージが始まったというのに途中退室する人が続出。観客に対してはかなり体力勝負のステージだと思った。
細野晴臣以外はテクノカットにしていなかったが、彼らのステージはかっこよく、また、おしゃれだった。それまでのどのアーティストとも一線を画しており、神様ぶりを実感できた。坂本龍一がキーボードを弾く姿かとてもセクシー。当然MCも無い。そこがまた素敵。
途中で小山田圭吾がゲスト出演していたのだが、2曲位終わった頃にはいつのまにか消滅していた。よく考えたらすごいマジックショーだったのかも知れない。
次にいつこの3人のステージが見られるのかわからないが、機会があればまた見たい。
まぁ誤解を恐れず書くなら、歳を取ったY.M.Oは各々のソロ活動よりかっこいい音だった。
僕を含めてコンピューターを使って音楽を作る趣味がある人、そういう仕事の人などにとって、この手のイベントがきっかけでもっと認知される機会になればいいなぁと思う。
そう思う反面、今回の会場に恵比寿ガーデンホールを選んだのはミスだろうと思った。是非次回は出入り口が大きく、LabとHallの行き来が楽な場所を選んで欲しい。
とりあえず感想は以上。
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