観たのは先行公開の初日ですが、一応公開日にアップします。たんなるファンの感想程度に受け止めてください。
ターミネーター4 – オフィシャルサイト
This is John Corner. If you’re listening this, you’re the Resistance.
CMでもがんがん流れているこのフレーズがある意味映画そのものって感じです。
シナリオやキャスト等基本情報はオフィシャルサイトをご覧いただくとして割愛(手抜き)。
ロボット、サイボーグ、タイムトラベルなど、SFファンが好きな要素が盛り込まれているターミネーターシリーズの最新作ですが、これまでの作品と今回の一番の違いはシュワルツェネッガーのターミネーターがいないと言う事だと思う。
まぁ確かに出演してますよ。CGで。
「ターミネーター4」にシュワ氏出演!その出演場面が明らかに : 映画ニュース – 映画のことならeiga.com
でもこう本人じゃないターミネーターを観終わった直後の僕の感想ですが、
”そういやターミネーターって低予算のB級SF映画だったんだよな”
でした。
確かにこのT4を作品単体として観るならクオリティが高いと思うし、キャストのクリスチャン ベールには、これまで未来の英雄としてしか思われていなかったジョンコナーの大人時代をがんばって創って行こうと言う気合いを感じました。マーカスを演じたサム ワーシントンはアクションだけじゃなく、彼の役柄に独特の細かい演技も含めて良かったと思う。
が、ターミネーター作品として足りない何か。
そりゃやっぱりMr.Terminatorのシュワルツェネッガーでしょう。
シナリオ的にはまぁ良くある話の寄せ集めだったB級映画をここまでのシリーズにする程に観客を熱狂させたのはやはりシュワルツェネッガーと監督のジェームズキャメロンだと思う。
でも時間がたちシリーズになる中で、この作品の世界はこれまで何度も歴史が塗り替えられてきてしまったし、一貫性は既に失われてタイムパラドクスが発生しまくりだったので、別にこうまでリアルに未来のロボット戦争映画が観たかったわけじゃない気がしたのです。
別に大した問題ではないのですが、日本だと「ターミネーター4」なのですが、原題は「Terminator Salvation」です。別に”4”とは言ってない気がするし。
もちろんジェームズキャメロン時代のT1、T2と、T3、TV版のTSCCの微妙な関係があるからって事だろうけど、いっそのこと4じゃなかったら気持ちもリセット出来たかも知れないなと。
同じようなタイミングで、所謂ハリウッド流ファイナンスで巨大資金を投入した作品として、スタートレックとの違いって、オリジナルとのつながり方なんだろうな、と思った。JJエイブラムスと、McG、どちらも時代の感覚を切り取るセンスの良い監督だと思うのですが、今回はJJエイブラムスの方がファンの心理を掴んでた気がした。
この不況のおかげで、ハリウッドも大資本を集めにくい状態を思うと、このタイミングで公開されるCG満載の映画は貴重だと思っていたので、ビジネス面ではうまく行って欲しいな。
ちなみに、その先行初日、初回の上映後のエンドロールの時には拍手が出ました。まばらなんだけど。
その状況を見て、隣にいた知らない人は「そんなにかぁ??」と首を傾げて立ち去ってしまいました。
まぁファンの中でも賛否両論なのかも知れませんね。
そんなわけで。
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