グローバルプロフェッショナルズ創造戦略プロジェクト第2回講義

グローバルプロフェッショナルズ創造戦略プロジェクト第1回講義

にて書きました講義の第2回目が土曜日にありました。
今回のテーマは企業におけるヒューマンスキルと言うもので、実際に企業に勤めている身としてはだいぶ興味が湧くものです。
配布されたテキストには14個の項目がかかれており、どれも大変重要な項目と思いました。

講義の時間では「企業・経営・組織とは何か?」と言う問いについてのグループワークが行われ、その問いに対してグループワークで回答を作る事になりました。僕が参加したチームでは目的を持った「個人」が組織を作り、その組織のあつまりを受け止めるのが会社と言う器で、組織のベクトルをコントロールするために経営が必要だという結論になりました。僕自身も個人のやりたい事、自己実現が組織のベースに必要と思うので、こういう流れは結構素直に納得出来ました。

しかし、実際に発表を行ってみると、プライオリティーオーダーとしては「組織→個人」であり、個人はそこまで重要視されず、組織のミッションに従って個人が存在するような回答に納得する人が多く、議論は盛り上がりました。「NHKスペシャル|長寿企業大国にっぽん」を題材に組織と個人の関わりを語るチームが登場し、さらにマーケティングにおけるブランド、プロダクトと組織の関係の話題まで話が発展したりと議論はかなり白熱しました。組織→個人と言うプライオリティーオーダーです。確かにそうかもしれない。個人じゃ達成し得ない世界でも組織なら出来る可能性がある。

僕はこの議論にうまく自分の考えを表明出来ない状態だな、準備不足だなと感じました。そもそもその番組の存在を知らないと言うのもありますが(テレビ見てない)、会社ののれんを作るのはそのプロダクト自身で、プロダクトに惹かれた人たちがその組織を形成し、身を粉にしてプロダクトの開発に能力を注ぎ込む姿が生まれるのではないかと思ってます。やっぱり個人の自由が重要な項目だととらえる傾向があります。そういう個人の欲望をうまくリーディングしていく、もしくは徹底的に自分のエゴを正としてプロダクトを生み出していく姿を貫く企業、リーダーもいるのではないかと思う反面、そのニーズを消費者の声に代表される社会的欲求に置き換えながら達成する組織も存在します。どちらの形態も存在する組織形態じゃないかと思う訳です。

どれだけ消費者をaddictさせられたか?感動させられたか?の方が、製品開発者に対する評価としてはうれしく、どれだけその組織が長らえる事に貢献したか?は製品開発初期においてはあまり必要とは思えない項目と感じてます。アイデアを形に落とし込み、その発案者ではない人たちにもアイデアを共有してもらうのまでには膨大な時間と思い入れと言うパワーが必要になります。そのアウトプットを収益と言う形で企業を経営していくためには更なるマネージメント能力を求められるわけです。
発表の中ではハリウッド映画の制作スタイルとしてLLPがあげられており、僕自身が考える企業の経営スタイルもそのようなもんなのかも知れないとふと思いました。もちろん映画の世界では作品が終わり、費用が回収出来ると解散するわけですけど。

確かに自分が信じる世の中に提供していきたい価値と言うものが、永続的に世の中に提供されていく体制が構築出来るならばそれはそれで魅力を感じるわけですが、僕自身も飽きやすく、同じ事を何度もやられると、かえって面白くないと評価する訳ですから、常に形を変えていくと言うDNA、自分自身の存在すらも否定する位に社会の動向をどん欲に追い求め、その中に暮らす人たちを幸せにするツールを提供出来る集団を作りたいと思いました。そのためには自分たち自身の存在や実績も否定する必要があるわけですが、守るべきブランドはそういうアイデンティティーの中に生まれるのではないかと思ってます。少なくとも時の流れの中から生まれた儀式や理念の中だけで閉じてはいけないし、それこそ組織のエゴと僕自身は思ってます。ま、そんなの夢かもしれませんが。

なーんて考えるきっかけになるこの講座は面白いなと思いました。皆さんなら「企業・組織・経営」と言う3つの単語をどのようにとらえますか?

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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