先日書いた際にはAAC対応の3000万円を突破すればいいな、と内心思っていましたが、なんと4000万のストレッチゴールどころか、宮崎さんの想定を超えた何の設定もない5000万円を突破する形で公募が終了しました。もちろん2000万円は突破しているのでプロジェクトは成立。生産されます。
プレスリリース、少し早すぎたんじゃないですかね。
見方を変えると、このリリースで最後の5000万円を突破した気もしますけど。
「Makuake」では現在、資金調達額が1,000万円以上を超える大規模プロジェクトが20件を突破し、プロジェクト1件における平均調達金額がプラットフォームオープン当初と比較し大幅に増加しております。
日本のクラウドファンディングで割とアクティブに動いているCAのマクアケでも1000万円超えのプロジェクトは大規模だしまだ20件の中で5000万円突破となると、次に登場するビックプロジェクトにとっても良い刺激になる金額になりましたね。次は1億の大台でしょうね。
既存のGODJユーザーにとってもAAC対応してもらえる点で嬉しいですし、WiFi対応のSD経由で音楽のダウンロードをしてくれるところも一緒に対応してくれたら、ひっそり持ち出すOriginal GODJと、野外で遊ぶ時のGODJ Plus、時より2台合わせて4トラックでやる気出す!時もPlaylistは1つみたいな使い方も出来るので、ファームのアップデートで対応出来るならやっていただきたいな、と。Plusは気分転換に黒にしちゃいましたが、これなら両方ともシルバーで統一すれば良かったかな・・・とちょっと後悔。
ここまで気にしている理由はいくつかあり、もちろんユーザーだからと言う点ですが、そのユーザーになる前の段階からこのGODJ、aka PDJに触れてきて、開発している裏側に少しですけど関わる機会があったからです。それこそ某VJ_TAKUMAにプロトタイプが渡って、彼もどうしようか困っていたタイミングにたまたま僕がセミナーをする機会があったのでゲストとして彼に来てもらって、そこで話のネタにPDJを持ち込んだ事で別の人に響いて・・・みたいな展開もあったので、結構初期の一員かも知れません(maskinさんのイベントとほぼ同時期)。ちなみにその頃僕はDJのデの字も知らない位。
そんな思い出話もあってか、例えば今回は早割、いわゆるEarlybirdの概念とかでプロダクトマーケティングの目線であれば普通にやりますよ、という話はたまたま会話する機会がありましたし、このPlusにたどり着く前のもっと別のプロトタイプに触れる機会があったり(意外とGeekNightはおもろい集まりだったのです)、もう覚えている人もいないかも知れませんが朝DJとか、元は結構たわいもない会話の中から生まれた話です。しかもそれもお互いが対価を支払う関係じゃないから、ある意味で無責任に、そしてお金で縛り合っている関係じゃないからこその突き抜けたアイデアを好き勝手に言える環境で、プロダクトを作り上げているという、結構面白い作り方になっているとは思います。個人的に嬉しかったのはFilterがボリュームノブにアサイン出来る用になった事ですね。たぶんこうして宮崎さんと会話して実装されて本当に喜んで使っているユーザーは他にもいると思いますし、Plusになってノブが増えているのを見て、ニンマリしている人は他にもいるはず。そういう方々のリクエストを受けて製品が育っているって事だと思います。
もちろん、このマクアケの成功からこうしたノリの面白さみたいな部分だけでは話は進まなくなるので、ビジネスライクにならざるを得ないのだと思いますが、コミュニティベースにものを創り出していく、しかもそれが自分が好きな音楽の分野という点ではここ最近の中でとても楽しい製品だと感じて接してきました。
思い出話はほどほどにして、プロジェクトは既に動き出しているので10月の出荷まで楽しみにしています。
あとは楽しみしているのはApple MUSICのAPI公開、Spotifyの日本上陸ですね。たぶんこのあたりで日本でも音楽への触れ方が変わり始める気がしています。スマホに閉じた世界からラジカセや店舗のBGMまでストリーミングが拡がっていくと思うので。
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<2016/06/01 Updated>