Youtube パートナープログラム と YouTube Space Tokyo

youtube space tokyo memo
youtube space tokyo

昨晩、六本木ヒルズにあるYouTube Space Tokyoで開催されたYouTubeパートナープログラムのセミナーに参加してきました。

YouTube Spaceとは

そもそもYouTube Spaceってなんですか?という方もまだ多いのかも知れませんので、簡単にこのスタジオの立ち位置から書きます。

YouTube Spaces – YouTube

YouTube SpaceはYouTubeがクリエイター層のコンテンツ制作支援を目的として、スタジオ設備、オペレーター等を提供している施設で、世界ではロサンゼルス、ロンドンに次いで東京が3番目の施設になります。
その設備の利用条件のひとつがYouTubeパートナープログラム参加者である事、となり、プログラムの説明会を行っているわけです。

YouTube Space Tokyo – YouTube

イメージビデオもございます。

僕自身がこの場所の存在を知った経緯はネットのニュースもありますが、きゃりーぱみゅぱみゅがこの場所でファンと対話するインタビュー動画でした(探したけど見つからなかった)。

YouTubeパートナーとは

パートナープログラム自体の詳細は、プログラムのページをご確認頂く方が早いので割愛しますが、パートナーとは要するにYouTubeで動画配信をしていて、「収益化」即ち広告がついている作品を配信しているユーザーは皆さん参加している事になっているようです。

YouTube パートナー プログラム – YouTube

パートナーになるとメリットとしては広告収益がある以外に、自分のチャンネルデザインのカスタマイズが出来たり、YouTubeからのトラフィック的な支援があったりと言うメリットがあるとの事。アーティストとかの方であれば、ある程度自分の好みのデザイン出来るので確かにカスタマイズ機能が使える点はアーティストのブランディング的な観点からも必要ですね。

そもそものユーザー区分の説明がちょっと分かり難かったのですが(セミナーでも質問が出てましたが)、体系としては2種類との事です。

      ユーザー
      パートナー(個人、法人)

ユーザーは単にYouTubeをご覧になっている方と言う事です。
パートナーの中が個人と法人で区別されていて、コンテンツID(違法コンテンツ対策)や大量コンテンツの一括アップロード等の一般に解放していない機能を利用する方を法人として、分類しているとの事。想定はプロダクション等。
他の言い方としてはアーティスト等での利用も多いであろう「公式アカウント」と言うものもありますが、これは上記分類ではパートナーという事でした。

ソファ

パートナーであれば皆さん揃って同じ条件でYouTube Space Tokyoが全て使えるのかと言うとそうでもなく、各パートナーが持つチャンネルの登録者数でざっくりとランク分けされております。

登録者100人未満
=編集マシンが利用可能
 イベントへの参加

100人以上
=加えて撮影スタジオの利用可能

1000人以上
=加えてライブストリーミングの利用が可能

(2013/08/13追記)
ライブストリーミングも100人以上になりました。
機能とサービス – YouTube

本来の目的が「クリエイターの支援」なのである種の閾値として登録者数を使っているとの事なのですが、登録者数が100人以上のファンが付く作品クオリティ、影響力が既にある人を更に支援、育成する事でYouTube、Googleとしては事業が成長すると考えている事だと理解しました。

収益化のモデルとしては動画再生時の広告収入を分配するのですが、配分などについては説明は無かったもののAdsenseと同じなのでしょう(パートナープログラムに同意すると同じく参加に同意させられるはずです)。

コントロールルーム

<2013/07/30追記>
Youtubeパートナープログラムへの登録についてGigazineさんが開設している記事がありました。
「YouTube パートナープログラム」の申込み方と使い方を完全解説してみる – GIGAZINE

一応、僕もYouTubeパートナーです(小声。もうやめたけど)

実は、既にこのパートナーになっている事を昨晩知ったわけですが、登録者が少ないので一番ランクの低い人と言う事ですね(是非登録者になってください!!)。

AOI Planning – YouTube

理由は単純で、2007年に興味本位で見に行ったアダルトグッズのイベントでデジカメで撮った動画がえらく好評でw、確かこの動画が最初に収益化の打診が来たような気がします。この動画、なぜだか日本以外で南米とかからのアクセスが異様に多くて、YouTubeすげーなぁと感心しておりました。

次に人気があるのがブルートレイン”はやぶさ”に乗った時に門司駅で撮った連結の動画です。

それ以降、動画熱もすっかり冷めてしまってまともな使い方をしていなかったのですが。

まぁそもそも動画を見る前に広告が出てくるとかってユーザー目線でどうなのよ?的な記事をタイムリーにもこのセミナーに向かう電車の中でUMANOで聞いていたので、興味がおありの方はどうぞ。記事によると7割くらいのユーザーにはこの広告の出し方がウケていないと言うデータなどが報告されています。

Umano | VentureBeat: 3 Reasons Why Digital Video Needs To Rethink Its Advertising Model

読み上げられている元の記事はこちらです。
3 reasons why digital video needs to rethink its advertising model | VentureBeat

あと、ちょうどこのUMANOでiPad miniが当たるキャンペーンをやっているようなので、欲しい方は私のFBのタイムラインをたどって頂くと応募が出来ますよ。

話がそれたので戻しますが。

YouTubeのクリエーター向けページ
YouTube自体も色々とクリエーター向けのページを開設しております。

クリエイター ハブ – YouTube

その中でも昨日一押しされていたのがこのクリエーターハンドブック。
クリエイター ハンドブック – YouTube

言われてざっくり読んでみたのですが、確かに細かいTIPSも書いてあったりしますので、未読の方は一読なさるとよろしいかと思いました。

今後の自分の展望
セミナー自体が終わった後、軽食等もご用意いただいていたので、参加者の方々に色々とお話を伺ってみました。
結構企業の方もいらっしゃったようですが、個人でもこれからクリエーターとして配信してみようとお考えの方や、既にある程度ファンが集まっている方など、色々とお話を伺えました。

カフェの様子

ファンの集め方などでは皆さんそれなりにご苦労なさっているようですが、一番の決め手は動画以外の日頃のコミュニケーションや、定期的な更新と言う事に尽きるようです(クリエーターハンドブックにあるとおり)。
そうはいっても、動画配信の場合は企画そのものの面白さが無いと、継続しないと思いますし、だからといって編集とか凝り出すとまた飽きちゃうので。いくつかやってみたい企画はあるのですが、継続出来るかが今のところの課題です。

最近気になっている動画配信サービス”Hang with”

Hang with iPhone app – Who will you hang w/

完全にiPhoneからの配信に的を絞ったサービスなのですが、YouTubeパートナープログラム同様に広告収益の分配が行えるサービスです。まだ広告配信自体はまだ始まっていないのですが、どういう利用状況になっているのかは別の機会に書いてみようかと思っています。

Hang w/ - Hang With, Inc.

最後に、実際にYouTube Space Tokyoのオープニングイベントの模様を人気YouTuberの瀬戸さんが紹介している動画を。

<2013/08/23追記>
GoProを買った事もありますが、Youtubeとか動画関係は別のブログで書いています。
on the edge of the near future

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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