18日の夜、Adobeが開催していたAIR コンテストの授賞式に参加してきました。会場は品川プリンスアネックスにあるClub Exと言う、クラブです(そのままか)。
イベント構成としては最初はアドビのプレゼン、事例紹介(3社)、授賞式という流れでした。
アドビのプレゼンで興味を持ったのは「Open Screen Project」について説明があった点です。仕事で去年からUI関連の技術についての調査と題して、色んな技術動向をウォッチしてるのですが、Flashの市場における浸透率やFlexのパフォーマンスを考えるとこういうプロジェクトの流れはかなり注目に値すると思います。もちろんRIAの動向でいえば”SproutCore”等のJavascriptの流れもあるのですが。どちらもリッチなユーザーエクスペリエンスを実現させる方向の技術だと思ってます。
About Adobe – Press Room -アドビ システムズ社と業界先進企業がOpen Screen Projectを発表
事例紹介を挟んで授賞式が始まりました。
受賞結果は
【特別賞】web plamo 飛行艇版
【Flash賞】Air train – セルシス
【Flex賞】JUKING AIR – 細田謙二さん
【Dreamweaver賞】JSON Editor AIR – katamari
【グランプリ】Hito Fude AIR – 大日本印刷
しょっぱなに特別賞のWEB PLAMOが紹介されました。これはWeb上でプラモデルを作って遊ぶアプリなのですが、1日1つパーツが配られ数日かけてプラモデルが完成し、そのプラモを使って遊ぶわけです。ジブリのデザイナーがデザインしたと言うグラフィックスのクオリティの高さにかなり驚きました。映画の世界そのまんま。こういうクオリティで特別賞なのか、と言う納得感がある作品でした。
受賞作品がまだ全部公開されてないようなのですが、23日から公開との事。
関連記事:ADOBE AIRコンテスト、86作品から厳選5作品 – 公開は23日 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
個人的に使ってみて面白かったのは音楽好きなので”JUKING AIR”です。これは色んな音楽をジュークボックスみたいに流すアプリです。アーティスト名をキーワードに入れるとlast.fmから関連する曲を引き出し、その曲に関連する動画をYoutubeから引っ張りだして流してくれるマッシュアップ作品。ユニークなのはキーワード以外にLast.fmにつけられたタグ情報をマップ状にして、表示してくれているところです。これだとキーワードに何を入れていいかわかんない時にも何となく曲にたどり着けます。
作品も良かったのですが当日のプレゼンがすごく良かったのがJSON Editor AIRでDreamweaver賞を受賞したkatamariの方。こちらは名前の通りJSONのエディター機能を提供するWebアプリです。JSON Presenterと言う未公開のアプリのプレゼンのアニメーションやゆるキャラで会場がかなり笑いました。もう一回見たいな、と思ったらブログにアップされていたのでリンクを貼らせていただきます。
Adobe AIR コンテストで使用したプレゼン資料公開 – JSON Editor Blog
Twitterのつぶやきを見たらすごく緊張していたそうですが、ちっともそんな感じがしなかったのでまた笑ってしまいました。
あいにくグランプリの大日本印刷の「Hito Fude AIR」がまだ公開されてないのが残念。公開されたら後で追記しておきますが、AIRってがWebアプリとユーザーの間にいる技術なんだな、って改めて感じた作品でした。
だいぶ終了時間が押してしまったのですが、かなり熱いイベントだったと思います。
080624追記:受賞作品が公開されました。
Adobe – ADOBE AIR コンテスト2008受賞作品
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