ホントにスマートフォンを使ってみたい人が3割もいるのですか?スマートフォンのリサーチ結果

元ネタ:スマートフォン、約3割が“使ってみたい” ──楽天リサーチ調べ

オリジナルのリサーチ結果はこちら
スマートフォンの利用意向は29.6%、男性層、若年層で利用意向が高い
パケット料金プランの充実が課題(楽天リサーチ株式会社&株式会社三菱総合研究所)
http://research.rakuten.co.jp/report/20070510/

有効回答数は1500人程度と言うことですが、こういうアンケートに答える人と言うバイアスを加味すると結果の信頼度と言う意味ではどうなんだろ?とは思う。

正直、この記事を見て「ふへぇ~」と思いました。
それは30代~40代に認知は高いが、利用意向は10代、20代に多いと言う点。正直他のアンケート結果はどこの会社のリサーチ結果を見ても同じような事が書いてあります。その辺の話にも「ふへぇ」と思った方は一度レポートを買ってみると良いかと思います。お安いものだと1万円くらいみたいですから。

先日、別にガジェット好きとかの集まりでも無いのにスマートフォンを使ってる人は意外といて、PCを持ち歩くより全然良い、とか普通にネットできる、等のメリットをあげる方が多く、僕は思いっきり仕事モードでメモってしまいました。
確かにそれも20代の方でした。

僕自身の課題意識は簡単で、皆さん、本当に今の携帯のネット利用状況で満足してますか?と言う点ものです。
今の日本の携帯電話が標準で備えているメール機能、ブラウザ等の使い勝手は素晴らしいと思ってます。確かにその携帯ワールドで完結する事を考えれば、そう言っても良いと思う。世界に誇っていいジャパニーズスピリット溢れる端末、と言うと言いすぎだけどそんな感じ。箱庭的発想が好きなEU圏の国も携帯デバイスの開発が盛んなのと同じじゃないかと思ってます。
問題はそれを使う”動機”の部分なんです。この動機、モチベーションがなければ人は機能があってもそれを使おうとはしないと思う。そして、いまやその動機はオープンなインターネットの世界に向いてきている、と思ってます。

ちょっと別の視点で考えるなら、WiiのWiiチャネルも同じ事だと思ってます。
Wii買って初めてあの画面を見た時に、すげーと思いました。一番感動したのは「Wiiショッピングチャネル」。ゲーム機の画面からインターネット上のサーバにアクセスしてるのにちゃんと統一した世界観を提供できてるんです。これ、PCの世界ではどうしても出来ない一つの大きな壁じゃないかと思ってます。この統一した思想が貫かれてる世界で遊ぶなら、これで十分。Wiiと携帯の違いはWiiにはOperaが載ってる事かな、と思いました。同じ世界観の中に既にオープンなインターネットの世界を取り込んじゃってる点です。

そうはいっても携帯にもフルブラウザが載ってるわけです。Wiiのインターネットチャネルと同じ環境になったと言えるでしょう。じゃあどの辺が課題なのか?

携帯のフルブラウザでは今のところ閲覧出来るところまでのところで留まってしまっている感があります。ポスト2.0の時代だったらもっと「使う」と言う点に着目していないと、いけないんじゃないのか?と思ってます。なので、現在発売されているフルブラウザ搭載の携帯電話はそうした利用シーンをあまり想定しないで機能だけ追加してるんだろうなぁと勘ぐっています。

ピクセルブラウザを搭載してるN904iとか、更には思いっきりMacOS+Safariが載ってるiPhoneがどの程度までこの改善されているのか、使ってみたいなぁとは思って興味ありありです。

あ、動機の話が途中で終わってるか。
こういうオープンな世界の話と逆行してる端末がものすごくUSじゃ売れてるじゃないですか。BlackBerryです。基本的にビジネスに必要な機能もあるし、何よりも定額だからがんがんメール使いたい!って欲求にものすごくハマったんだと思ってます。そこから派生して今みたいにラインナップも増えて多機能端末になったんじゃないでしょうか?日本でしか触ったことが無いのでUSの最新端末がどうなってるかわかりませんけど。

このBlackBerryがもう少しオープンなネット環境とくっ付いた感じなのがSidekickあたりなのかな?と理解してます。利用者は10代~20代なんでしょ?実は最初のスマートフォンの利用状況と結構近い気がしてます。言い方変えると、ここが日本の素晴らしい携帯電話があれだけ機能を追加していても提案できてない動機の部分なのだと思ってます。

iPhoneとSidekick、利用者の視点で見るとアメリカのこの手のビジネスはかなり興味深い展開を見せてますね。やっぱりiPhoneが出る来月とかにUSに行ってみたいなぁ、と妄想(無理だろうなぁ・・・)。

追記
「スマートフォンを利用したい」が29.6%–課題は「通信料金」への不安(Cnet)

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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