日曜に”シリアナ”を観てきた。原作”CIAは何をしていた?”の劇場版である。
2005年12月に出た文庫版
ロバート ベア、Robert Baer、佐々田 雅子
新潮社
2005/12
¥ 860 (定価)
¥ 860 (Amazon価格)
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★★★★☆ (Amazonおすすめ度)
文庫
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・標的(ターゲット)は11人―モサド暗殺チームの記録
・日本のインテリジェンス機関
・モサド、その真実―世界最強のイスラエル諜報機関
・CIA 失敗の研究
・ミュンヘン―黒い九月事件の真実
レビューは古い新書の方が豊富なようです。
ロバート・ベア、佐々田 雅子
新潮社
2003/02/17
¥ 2,415 (定価)
(Amazon価格)
(私のおすすめ度)
★★★★☆ (Amazonおすすめ度)
単行本
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映画としての感想を率直に述べると、わずか128分なのに間延びしすぎで緊迫感にかける映像であった。ただドキュメンタリーと呼ぶには脚色されすぎている。映画で映像化されたCIAの活動内容も実はそれ程新しい驚きをもたらす話ではなく、観れば”ああ、アメリカってそうやって来てるよねぇ”と思ってしまう程度の人が多いのではなかろうか?シナリオは良いのだが、伏線張りすぎた事でたいくつな映画に見えてしまったとは思えない。そもそも当時のCIAが情報収集における能力が低下していた話は、2006年時点がどうかわわからないにしても、この本の出版時点の衝撃より周知の事実だろう。そういう意味でも誰かが評価を書いていたが、この映画はまさに製作、公開された事自体がすごいだけの話なのかも知れない。
超映画批評 さんのレビュー記事
僕は2006年にこの映画を公開するのであれば、現地の一般市民の感情をもう少し描いて欲しかったと思う。この映画では彼らは貧しき人々をイスラム神学校によりテロリスト化しているように描かれている。確かにそういう団体が全世界で自ら爆弾を背負いテロ活動を起こしているように報道されているが、それが一般市民の意思とは離れているように思っているからだ。単に僕の思い込みなだけかも知れない。しかし、何も知らなくて良いと思われている民衆が情報を得た時の怖さの方が、僕はもっと怖いと思う。
話は変わるが(これも映画に出てくる話だが・・・)、中国が石油不足でお困りのようです。
石油不足が中国の経済成長の阻害要因とも言われている。そうだとすると、アラブ圏における残りの石油を巡った争いはこれからも悪化するのだろう。そういう意味ではいつでも第3次オイルショックを誘発する理由はあるのでしょうけど、今のところ起きてない。それはなぜか???そんな部分にも触れられるような話になってると、すごくインパクトがあったのかも。
な~んて。
国際フリージャーナリストの大野和基氏のサイトに著者のロバートベア氏へのインタビュー記事があるのを発見したのでリンクしときます。
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/robertbaer.html
ご本人の説明を受けると、シナリオと映画のバランスの悪さはいたし方無いってのも頷けそうです。
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