2015年の11月23日はWindows95が今日で20歳を迎えた日です。
今となってはEOLになって久しいWindows95が日本の生活に与えた影響は大きく、そんな昔話を大々的に記事にしたのがこちらです。
ちなみに記事に登場する発売日あたりの秋葉原の大イベントに当時学生しており、ツテがあったのでたまたま裏方のイベンター側で働いていたことを思い出しました。IBMのAptivaや富士通、別の意味で最近話題の東芝のDynaBookなどが展示されており、初めてWindows95ってやつを触った記憶があります。学校の論文はWindows3.1のWordやExcelで作っていたので。
たかだか20年で一昔前みたいに語られてしまう現代のスピード感の基盤にはこいつがいた、と言っても過言では無いと思っています。経済状況としてはバブルなんて過去の話で、失われた20年の状態とほとんど変わらないような冷えた世界でしたが、強いて言えばTVや新聞から流れる情報が今よりも影響力がありました。
今では皆さんApple製品の主流であるiPhoneを使っている世界ですが、当時のAppleの立ち位置を鑑みると、20年前ではあり得ない程に進化した未来がこうしたガジェットの世界とAdtech, Fintechといったごく一部分では起きている気がしています。当時からMacintoshでは昔から出来たものばかりだと言う話は常識でしたが、それはiPhoneで出来る事が他のスマホで普通に出来る事と何らちがいは有りません。そして、Macintoshは確かに先に生まれましたが、Windows95のように社会に影響を与えた事のインパクトのような価値を皆さんが本当に理解し始めたのはiPhoneがスマホをリードするようになってからのことだと思います。強いて言うならば世にあるWindows PhoneはまだiPhone並に出来る事がないので、この状況が変わり始めるタイミングが来るなら当時の様子に近くなり歴史は繰り返されるのかも知れませんね。
それらの原点は間違いなくインターネットの存在そのものです。それも商用インターネット。ARPANETに始まる源流のインターネットはもっと昔から世界を変える技術でしたが、WWWが生まれ、商用利用が始まったこの時期からが本格的に社会に影響を与え始めたのだと僕自身は感じています(何しろ人生がそっちにシフトしたし)。そんな話のWWW部分をネタにしたのがこちらの動画。
別に何を騒いでいるのか?わからない動画ですが、その時々の本人が出演しているという点が唯一の特徴みたいな感じです。
大半のIT業界に関わらない方にとっては大したインパクトは無い話かと思いますが、ひとつだけ大切な話です。
インターネットが社会基盤の一部に組み込まれた現代だからこそ、その技術は何であり、どんな可能性を秘めたもので、どこに向かっているべきなのかも知っておく必要があります。なぜならばそこに使われている技術が自分自身の生活を作っているからです。オーガニックに興味があり、水や野菜の産地を気にするのと同じレベルで、得ている情報の産地だけで無く、その流通プロセスも気にする人がいてもおかしくない時代です。かつてはヲタクと呼ばれた分野の世界がこうして一般化され、社会の一部に組み込まれると20年前に感じた人は多く粋がってた方々は考えていたのでしょうか。現在と過去を知り、向かうべき未来をもう一度見直すよいきっかけなのかな、と少しだけ思いました。たりない物があるならば、どうやってあるべき方向に修正するか各々で考え、明日からの行動に繋がればと願っています。
そんな小難しい話は関係ないですけどね。何しろ11月23日は日本ではただの祝日ですから。
追伸
娘に乳歯が生えたようです。