iPhone5cとiPhone5s発表 ついにドコモからも発売(追記あり)

何はともあれドコモからiPhoneが出る

ようやく、と言うかiPhone3Gの2008年から数えて5年目にしてようやくドコモからiPhoneが発売になります。

アップルのプレスリリース記事はこちら。

Apple – Press Info – NTT DOCOMO & Apple Team Up to Offer iPhone in Japan on Friday, September 20

NTTドコモのプレスリリース記事はこちら。
報道発表資料 : NTTドコモとApple、日本でiPhoneを9月20日(金曜)より提供開始 | お知らせ | NTTドコモ

全くこれまでのドコモ調のプレスリリースではないと話題になっております。

細かい仕様はあちこちで書かれますしアップルのサイトをご覧頂ければ十分だと思いますので割愛して感想だけ書き残していきます。

<2013/09/11追記>
Appleの発表会の動画も公開されましたので、発表内容の全容はこちらをご覧頂くのが一番正確です。

AppleiPhone_event
AppleiPhone_event

Apple Events

iPhone5c
まずカラフルがウリの廉価版(と巷で言われている)iPhone5c

iPhone5c
iPhone5c

中身の説明を読む限り昨年出たiPhone5をカラーにしたものなので、今と同じで良い人か去年買い忘れてた人にはこれで十分と言う感じですね。100ドル安く買えますが、日本の街中ではiPhone5が投げ売り状態でほとんど0円なので、ものすごく黒が欲しい人(5cには黒が無い)か、白で十分な人、単にiPhone(且つドコモじゃなくていい)人にとっては新機種が発売になる前の今が買い時って事でしょう。

もちろん昨年iPhone5を買った人が気分転換に違う色を買うって事も端末単体の販売が行われればあり得るでしょうけど、日本だと難しいのかも。
まぁそんな事をしなくても、近い将来に投げ売りの商品になるのは目に見えてますけど。

iPhone5s
続いてフラッグシップのiPhone5s。

iPhone5s
iPhone5s

これまでのiPhoneの先進性に惚れていたユーザーならこれ一択で、後は新色のゴールドにするか全く同じホワイトにするか、微妙に控えめな扱いになって真っ黒じゃなくなったスレートグレーにするか悩むくらいでいいんじゃないかと。

iPhone5s

A7チップで64ビット対応、指紋認証(アップルでの名称はTouch ID)とカメラの高性能化以外、iPhone5から外観の大きな違いはないような印象ですが、何はともあれMacでも先んじて推進してきた64ビットをスマホの世界に持ち込んだ事が今回の発表の中では一番のサプライズだったような気がします。
それ以外はリーク情報以上のものが無かったと言うか・・・。

一番の進化はたぶんiOS7
アップルが前から言い続けていることではありますが、Android系のスマホ各社があれこれハードウェアの性能やAndroid OSをカスタマイズして対応して独自の機能追加をして差別化している部分を、アップルは1社で行えると言う強みを存分に発揮した作りになっている点に変わりはないようです。

そして、その基板になっているのはOSそのものである事も変わってません。そうした開発体制の強みがあるから64bit化と言う、あんまりユーザー側からは求められていない事も推進しちゃいましたし、サイトの情報だけではどういう仕組みかわからない120FPSのスローモーション動画を後から作れると言うビデオ撮影の機能なんかを搭載出来たりするのだろうと思います。
(あれはもともと120FPS分の撮影を行っていて後で30FPSにするのか、単にスローモーション指定した部分だけ差分を埋めているのか・・・?普通に考えるなら後者?)

もちろん、iPhone4以降はCPU自体も自社で設計していますし、今回はセンサー系をM7と言う統合チップにまとめてしまったりと単なる世界の良いパーツの寄せ集めでスマホが作れてしまうと言う一般的なAndoroidの世界とは違う道を歩み続け、徐々にブラックボックス化を進める事に成功しているのも要素としてはあります。
独自のハードウェアを増やせばそれだけOSとの連携に関しては開発の難易度があがるはずなので、キャッチーさ、派手さは減ったけどものすごく高度な事をやってのけた、と言う印象を受けました。

所感
正直言ってiPod miniの時と同じマーケティングの印象を持ちました。
もちろん当時と今のスマホはだいぶ環境が違うと言えば違っていて、携帯音楽プレーヤーにカラーと言う手法で市場を拡大したiPodの時に比べると、だいぶ守りの印象を持ってしまいました。

守りと思った理由はiPhoneもかつてのiPodと同じくバリエーションの世界に入った、つまりはフラッグシップだけでは競合に勝てない時代に突入するしか無かったのではないか、と考えたからです。

出荷台数だけで考えればAndroid系のスマホの方が世界的には多いわけでして、数多あるスマホの中からアップル自身が担保している品質を求めない人がそれだけいると言う状況においてはこうなるのは時間の問題だったわけですし、今回の結果は出荷台数で評価するしかないと言う気がしています。

ただそうした商材があるからこそフラッグシップモデルの独自性を増すことが出来たとも言えるので、アップルにとっては良い戦略なのでしょう。実際のところはよくわかりませんがこの会社は偉い人も余計な事を言わないので、ずっと謎のままでしょうけど。

<2013/09/12追記>
このあたりのアップルが数を取りに来てますねーと言う戦略転換の解説は大西さんがブログで取り上げられてますので、ご参考になさってください。
大西 宏のマーケティング・エッセンス : アップルの新しいサプライズ

個人的にはかれこれSIMフリーiPhone&ドコモSIMで使い始めて3年くらいなのですが、ほとんど国内生活をする限りはドコモ版に乗り換えても困らないと思う反面、色々あって端末代の割引があと1年効いているので、今回もSIMフリー版を探すかなと言うのが今のところの感想です。

補足:通信キャリアについて

Apple – iPhone 5 – View countries with supported LTE networks.

冒頭のドコモからの発売!と言う日経悲願のネタについてですが、一般ユーザー的な感覚で考えればどこの通信キャリアにするか?なんて悩むよりどれも同じiPhoneだし、電話よりLINEだし、通信料もほぼ同じなので、MNPの条件次第でどこにでも流れていくんじゃないでしょうか。800MhzのLTE対応でauは何とか汚名返上したいところでしょうけど。

総務省|KDDI株式会社に対するデータ通信サービスの通信速度等に関する広告表示に係る措置(指導)

それよりもなによりも、これまでずーっと日陰の扱いになっていたドコモ内のアップル担当な方々がようやく表舞台に立てるようになった事が何とも感慨深い気がしてます(噂通りいたんですよね?)。

おまけ:タイガースファン仕様の作り方

カラフルになった写真を見ていて思ったのですが、今回のiPhoneはタイガースファンにとって純正でタイガースファン仕様が作れるんだな、と。

こんな組み合わせです。

iPhone5cの場合

5c-tigers
5c-tigers

iPhone5sの場合

5s-tigers
5s-tigers

別に僕はタイガースファンでもなんでもないのですが、単なる思いつきです。

<追記:2013/09/11>
ドコモにとってはiPhone5cの安さは売りやすいのでは?と言うコメントを頂いたのですが、その通りで新参者のドコモにとってはスマホ普及のために非常に有効な商材とは思っています。

<2013/09/21追記>
結局ドコモ版iPhone5s(ゴールド)買いました
#iPhone5c / #iPhone5s SIMフリー利用からドコモ版iPhone5sにした感想 | NOZAKI.COM -edge of the future-

<2013/09/24追記>
AmazonでSIMフリー端末を販売する業者がさっそく登場しておりますね。

iPhone5s

iPhone5c

コメント