ジョブズが”Thoughts on Flash”を出してた

Apple

Thoughts on Flash

Thoughts on Flash

未だにiPhoneではFlashコンテンツが見られない状態が続いておりますが、アップルがAdobeのFlashに対応しない公式な声明が発表されました。

1.オープン性
2.the full Web
3.信頼性、安全性、性能
4.バッテリー
5.タッチデバイスへの対応
6.クロスプラットフォーム

それぞれはお読みいただくのが良いとは思うのですが、iPhoneアプリにも同じような閉鎖性がある点をHTML5を始めWebのスタンダードに準拠している点を切り口にして、うまいことFlashに関するAdobeの姿勢を批判している感じ。
特にTouchデバイスへの対応と言う話は、既存の大型ディスプレイ用のアプリがFlashで出来ている事が多い点等も加味すると突っ込みどころがありますね。

それはそうとして、そこまでして叩く理由はこの辺かなと思いました。

Our motivation is simple – we want to provide the most advanced and innovative platform to our developers, and we want them to stand directly on the shoulders of this platform and create the best apps the world has ever seen.

つまるところ彼から言わせればWebもアプリケーションのひとつであり、自分たちはそのアプリケーションを作る人達に最も革新的なプラットフォームを提供している会社だと言う点。あまり意識してない人には差がわかんない話ではありますが、今まさに、コンピューターのOSが発展を支えてきたこの業界の構図がモバイルの世界で完全にWeb側に行ってしまうのか?共に成長していけるのか?の争いをしているように思いました。

確かにWeb技術だけである程度のすごい事は出来る時代です。それを超える使い勝手を提供するためには、ユーザーインターフェースを動かすデバイス側とそれを支えるサーバー側のコラボが必要な事を今のスマートフォンユーザー達はみんな知ってるはず。サービス提供者の論理で、情報を配信するところにしか目が行かない人には理解不能な世界だとは思うけど、僕自身はこの視点をはずさない事は今後の機器メーカーやサービス提供者に必要な事だと思うし、その事のために技術開発をしているメーカーが今のところAppleしかいないって事の方が問題なんじゃないのかな、と思った。

ICTを使ってやれる事はもっとあるはず。

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