2009年の総括

総括

早いもので2009年も暮れようとしてます。
taken by cerevo cam

オバマの大統領就任で盛り上がった頃と今で世界の状況もまるで違うと思う面もあり、時代が動いていると感じてます。

そんな中で極私的な総括をやってみます。

仕事面。

この2年の間モバイル分野のインキュベーション、具体的には「スマートフォン」に特化した動向調査に始まり、サービス企画、仮説検証の観点からの試験開発など、メーカーで言うところの先行開発業務をやってます。僕自身はこの立場で仕事をやれるのはとても興味深いですし、非常に現実味がある思考を好む人が9割を超える社内でいわば、”やりがいを感じる仕事を自分で造れると言う立場”は願ったり叶ったりです。人からはイバラの道と言われるのですが、元々群れるのは好きじゃないので心地よく感じる面はあります。
おかげでかれこれ2年前に自分が立てた仮説が、今年はがっつり当たってしまいある意味火消しが必要な感じに香ばしく燃えてます。もう消えそうにありませんが、、、。
※内容は来年になればなんか出てくると思う。

まぁそういう立場になったのも始まった当初は部内にこの業務を正式に必要としている幹部がいたわけですが、サラリーマンなのでそのうち異動してしまったりで、結局当初からの流れを継いでいるのは僕だけの状態になっています(生きた化石状態で部の歴史が語れます)。別にその点はシステムの問題で今に始まったものでもありません。ただ最大の欠点は社外で関わってもらう人達からすれば良い迷惑と思う人もいるに違いないと言う点。単なるビジネスではなく”ビジネスも生まれるエコシステム”を創りたいと思って活動している側からすると、こういう無責任さを生み出すシステムは単なる実験すら成功させないと思う。

で、次はどうなのか?
最近良く聞かれるのですが、まぁ間違いなく1年後に僕は今の仕事をしてないと思う。
そういうシステムだから。もしやってたらそれはラッキー以外に言いようがない。

なので、若手社員がもっとビジョンを語る事を諦めないよう、まずは会話の場を増やそうと思い、とりあえず部は関係なくご飯を食べる会を小さく始めてます。試験的に先月やってみたら割と盛り上がったのでまた次回やる予定。僕がでしゃばって幹事をやらない、と言う点が重要だと思って新人くんに頑張ってもらってます。
同じくご飯食べる系だと”主査ランチ会”と言うものの幹事を押し付けられたので、意地で毎月開催しており、これも来月で開始からまるまる1年になります。最初は愚痴が多かったけど最近は素朴なギモンが出てくる位にぶっちゃけられる毎月のイベントになってると思う(僕だけか)。

サラリーマン的な話はこの辺で。

個人的にはまた色々と顔を出させていただいた話もあったりしましたが、自己紹介でも書かせていただいているとおり、日本の感性で売れるものを創りたいと言う話と、車の未来の話がずーっと頭の片隅にありました。

若干違うけど「コンテンツ」と言う面で言うなら”未来型音楽レーベルを立ち上げよう!”と言う講座はもともと音楽の仕事がやりたかった僕にとっては本当に聞きたい話ばかりでしたし、紆余曲折はあれどネットを介してこういう時代が来たんだな、と改めて10数年前の自分の思いに気づいた気がしました。

9月から10月にかけて「自由大学」で牧村憲一さんと「未来型音楽レーベルを立ち上げよう!」という集中講義を行います

未来型レーベルは基本ひとりで全部やれるべき=ジェネラリストが必要と言うメッセージは「世界に一つの花」のようなオンリーワン、個人の個性マンセーな時代において、非常に良いメッセージだと思ってます。大好きな自分が好きなものだけで食べていくのに必要な事は作業を全部自分でやるって事なんだから、そりゃ楽なわけがないし、経験した事がないと難しいと思う。

で、車の未来の方はやはりgdgdな東京モーターショーでしょうね。
もちろんEV関連の他のイベントにもこっそり足を運んでいたのですが、確実に車じゃない移動手段が生まれてもおかしくないと言う事にかなり確信を持ち始めました。
あいにくそういう製品はまだあまり世の中に出てきてませんが、道交法の見直しも含めて新しい産業に育てていくべきだと思ってます。

第41回東京モーターショー2009 千秋楽

で、最近思うのですがこれって別に二つが別の世界に存在してるわけでもないんだな、と言う事です。

詳しくは追々書いていけたらと思いますが、既存のフレームワークからしか発想出来ないプレーヤーではもういい加減通用しない市場もあるのだと、諦めた方がいいと思う。そこからスタートでしょう。
※だからと言って誰かが統治出来るわけでもないんだけど。

あとは「感性」です。
結局のところ興味を持っていると自ずと思考がそっちに行ってしまったり、他の人も同じようなものに興味を持ち始め、社会のうねりのような動きになっていくと言うトレンドが生まれる仕組みと言うのがある程度の科学的な根拠があると言う事も習いました。それが「感性マーケティング講座」(アタッカーズスクール)。
あいにく来期は無いようですが、感性トレンド、語感マーケティング、男女脳の違いと言う大きくわけると3つのカテゴリーを学習出来ました。

講師は(株)感性リサーチ代表の黒川伊保子先生

黒川伊保子オフィシャルサイト

脳自体はとても単純なプログラムの集合体なのですが、それらが相互に作用することで人間の複雑な行動を作り出しており、自分と他人を違う存在にしてくれているわけです。その傾向は統計から導きだすわけですが、脳が勝手に選択するものを信じよう!と言う事を逆手にとり、そうした選択方法をある程度科学的に作り出せるようになっているので、気を付ける必要もあります。

、、、そんな感じの事が書かれていたのが下條信輔先生の”サブリミナルインパクト”

これらはすでに書籍化されているわけで最先端でも何でもないわけですが、同じ場所に立ち止まって世界を見てても目新しいものは生まれないんだと思うきっかけを提供してくれています。

来年の今頃、どんな気分の時代になっているのか?その中で自分が何をやっているのか?考えながら1年の総括にしたいと思います。

本年も本当に色々とお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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