あまりネット環境が良くない時間が続いていたのですが、ストックホルムの後、シリアラインと言う豪華客船に乗って船でフィンランドの首都、ヘルシンキに入り、有名な大聖堂やアラビアのファクトリー、アアルトの家などに立ち寄り、飛行機で次の目的地であるコペンハーゲンに入ったところです。ぱっと観たかぎり、コペンハーゲンは北欧の他の街よりヨーロッパ圏の街に近い印象。
ノルウェーに行ってないので何とも言えませんが、これまで「北欧」とひとまとまりで考えてしまいがちだった北欧各国も、こうやって3カ所を見て回っていると、それぞれの国の違い、街の違いを体感出来ますし、その成り立ちを知った上でデザインを見て回る中から、それぞれのデザイナーのクリエイティビティーの源泉のような物を感じ取れそうな気がしました。
日本では家具やテキスタイルなどの北欧デザインと言うブームはだいぶ落ち着いてきたと思いますが、こちらではブームでも何でもなくその状態が生活の一部なわけで、そんなデザインが街の至るところに溶け込んでいます。何気なく使っている扉や電車のイス等、電源スイッチ等までもデザインされているものを日常で使っている感性が、更に新しいものを生み出す原動力になっているのだと、改めて感じました。当然ですがそのデザインの向かう先はその国民だったりするわけで、必ずしもグローバルであるとは限らないわけですが。
日本に戻ってから改めて気づく事もあると思うので、とりあえず旅の途中で思った事を書いてみました。
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