国内初のアンドロイド端末発表に思う事

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今週、5/19に国内初お目見えのアンドロイド端末(?)がNTTドコモから発表されました。

NTTドコモから発売されるHT-03A

NTTドコモからの報道発表はこちら。
報道発表資料 : 2009年夏モデルに18機種を開発および一部機種を発売 | お知らせ | NTTドコモ

PROシリーズ:Androidケータイ日本上陸 “HTC Magic”がドコモから登場——「HT-03A」 – ITmedia +D モバイル

Android ケータイ「docomo PRO series HT-03A」は、2009年6月〜7月の発売予定 – japan.internet.com 携帯・ワイヤレス

端末自体はHTC Magicと呼ばれていた端末そのもの、との事。ハードウェアキーボードは無いタイプです。

Mobile World Congress 2009:Andorid携帯第2弾は「HTC Magic」——Vodafoneから – ITmedia News

詳細なスペックや記事のまとめはこちらが便利かも。
全然関係ありませんが”WindowsケータイFAN”よりいっそ”スマートフォンFAN”にしておいた方が良かったんだろうな、と。

HT-03A ドコモ HTC – Windowsケータイ


iPhoneの時はOSもハードウェアメーカーも、更にはそのマシン上で展開されるアプリの世界もApple Incそのものなので、Apple + 通信キャリアの関係でさほど複雑ではないのですが、アンドロイドの場合、OS自体はGoogle(と各メーカー)が、ハードウェアはメーカー主導で、加えて通信キャリアのサービスがプレイヤーに加わるため、今後様々なバリエーションのアンドロイド端末が登場する事になるのだと思います。

メーカーのHTCの説明会の記事がありました。

Android、OSは無償でも初期開発コストは想像以上に高い——HTC、HT-03A説明会を開催 : CNETニュース : ニュース : ネット&デジタル : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

このHT-03Aの実機はまだ扱った事がありませんが、アンドロイドを搭載したハードウェアとしては、最初のアンドロイド端末であるG1を触らせていただいた事がありました。
磁気センサー付きのストリートビューは確かに便利でした。あれで歩きながら移動してくれたら尚便利かも、と思いました。

GoogleからこのアンドロイドのOSが発表になった2007年の秋に、OBIIのイベントでもアンドロイドを取り上げ、その時の調べた日本語の開発系サイトをまとめたエントリーがあるのですが、この数日、急激にアクセス数が増えてきてます。ちっとも更新してないうちのサイトにすらトラフィックが流れてくる位ですから、今まで端末が売られていない、と先延ばしにしていた感がある日本でのアプリ開発も、本格的にスタートしているのでしょう。

第7回OBIIミーティング “Google Androidは何をもたらすのか”の感想 | [NOZAKI.COM] – edge of the future –

Google Android の開発に役立つ日本語ページ | [NOZAKI.COM] – edge of the future –

日本国内の開発コミュニティーでメディア露出も含め、規模が大きいのはこちらです。
日本Androidの会(日本アンドロイドの会)

いろんなワーキンググループに分かれており、最近は各地域での活動も活発になってきているようです。

アプリ開発と言えば、iPhoneOS向けがとにかくゴールドラッシュな状態だと思うのですが、
ドコモからの発表前夜にとても林伸行さんがブログにとてもすばらしいエントリーをアップなさってました。

nobilog2: Androidいよいよ国内発表で、iPhoneは第2ステージへ

「Welcome Android, seriously.」と懐かしいフレーズをもじったあたりからも、まさに次のステージに入り、今見ているPCの世界が構成されたように、歴史が作られて行くのだと思いました。

で、どういう世界がこれから作られて行くのか?と言う面にスポットをあて、日本人にものすごくわかりやすい例えをなさっているのがこちらのBatayan’s Logのエントリーです。是非ご一読ください。

”素うどん”なiPhone/Androidと、”松花堂弁当”な和式ケータイ – Batayan’s Log

僕が普段使っているのは”全部入りケータイ”として売り出されたP905iと言う端末なのですが、まぁ機能があって困るものはありませんし、いろいろあって楽しいと思える面はあります。逆にアプリだらけになったiPhoneは松花堂弁当のケータイよりひどい気がする日もあります。
※でも使う頻度は圧倒的にiPhone。

モバイル環境でのニーズ自体はあまり変わらないのでしょう。でも利用環境はこういう形で変わって行くわけです。

今後ますます変わって行くのは、利用者が端末よりアプリ、そのアプリが繋がるサービスに目を向けて行くと言う事で、そのサービスを作りたい人なら誰しもが作って提供出来る仕組みが既にあると言う事だと思います。しかもやりたいならホントにやるかどうかは置いといて、端末からMVNOで通信事業まで全部やれちゃうわけです。

先日、第12回 組込みシステム開発技術展でTRONの産みの親の坂村氏の講演では米国、欧州、日本ではモノ作りの発想が違うとおっしゃってましたが、様々な刺激を受ける中で、日本からも世界に飛び出して行く製品やサービスがどんどん生まれていくのだと、改めて思いました。

そんな感じ。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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