ちっとも書いてませんが最近観たのは「イーグルアイ」とか「地球が静止する日」とか「レッドクリフ」とか「チェ 28歳の革命」とかです。とりあえず今日観た映画の感想から。
映画『その男ヴァン・ダム』オフィシャルサイト
予告編が結構おもろいので渋谷で映画館の前を通るたびに気になってて、ようやく観る事が出来ました。
この手の俳優本人の自虐ネタを含めるので最初に思い出したのは、現カリフォルニア州知事のシュワルツネガー主演「ラスト・アクション・ヒーロー」ですが、本人が出てるって話では「マルコビッチの穴」もそうですね。
ちなみに「ラスト・アクション・ヒーロー」には本人が出てたって事をWikipediaを観て思い出しました。確かにいましたね。あの頃はイケてるアクション俳優として出てました。
「ラスト・アクション・ヒーロー」
まぁ名前聞くまで存在を忘れかけていた俳優、「ジャン=クロード・ヴァン・ダム」ですが、映画のタイトルで使ってしまえばしばらく忘れそうにありません。
シナリオは書くまでもない程で、落ち目俳優がプライベートでもぱっとせず、祖国に帰ったら強盗事件に巻き込まれると言う話。
別にどたばた劇と言うわけでもなく、アクション映画でもなく、そこが変わった映画だと思いました。
そう言えばヴァン・ダムってどこ出身か、ご存知でした?
正解はベルギーの人。(1ふーん程度のネタ)
物語の舞台もブリュッセルでちょっと暗めのトーンで画が作られてます。
それが映画の雰囲気を盛り上げてくれています。
この映画の公式ブログがありまして、映画を観た後に読んでみました。
「その男ヴァン・ダム」公式ブログ 俺がヴァン・ダムだ!
公式サイトに載せるものがブログ風にアップされている印象ですが、映画評などリアクションの類いも書いてあって、情報を得るには便利でした。
映画の構成は、使い古された感はあるものの、いくつかテクニックを用いて、飽きない構成にはなっていました。あんまり前知識を持たないで観た方が楽しめる映画だと思います。
原題は”JCVD”らしく、イニシャルだけで、最後のクレジットにもヴァンダムはJCVDと言う役名になってました。何かDVDとかVCDの仲間みたいな感じではありますが、この辺からも、本人風でやっぱり演技と言う構成と言う感じの映画でした。確かに本人が長々としゃべってるシーンがあり、ホロっと来そうになります。47歳の男が語るわけです。そりゃ重みはあります。
でもそこに根本的な質問が。「この映画、そういう映画なの?」と。
やっぱり俳優が演説してたら、観てる客は途中で冷めてしまうんでない?
僕の入り込み具合が甘かったのかも知れないけど、
僕の観た中では、この映画は「映画みたいな事がない」のが現実で、観ているお客はそこに生きている。でも映画の中の人も現実の中に同じように生きている。それを映画と言うフィルターを通して、観客が観ているところに滑稽さ生まれ面白いんじゃないかな?と思いました。
まぁ説明するより観るとなんとなくそんな感じのする映画だと思うので、良かったらスクリーンでご覧ください。
[補足情報]
今「レッドクリフ」で人気沸騰中の監督ジョン・ウーもこの映画でヴァン・ダムがハリウッドに呼ばなければ、未だに鳩を撮ってたとコケにされてます。そこは面白かった。
「ハードターゲット」確かに最後の戦いシーンで不必要にお約束のハトが飛んでます。ほとんどギャグですね。
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