ここ最近の近況

別に好き好んでのんびり書いてるわけでもないし、書きたい事がないわけでもなく、どちらかと言うとものすごく書いていきたい気分なのですが、内容的にまだ書けないものとかあって結構残念な気がする今日この頃です。やっぱりそろそろmixi日記とかで使い分けた方がいいのか。

と、ふと考える位この2週間位は珍しく仕事してる気がします。本人が気がしてる程度のもんだと思うけど。

前にもちょっと書いたスマートフォン関連のヒアリングの企画を考えたり(既に考えてますのフェーズは過ぎてるんだけど)、学生さんの相談に乗ったり、別の仕事だと資産の譲渡とか、はたまた去年から仕込んできたネタがようやく盛り上がってきたり、開始3ヶ月にしてOBIIもおもろい展開になってきたり・・・、その他色々。ここにきてばたついてる気がします。もともとアイデアを膨らませて、企画に仕立てて、どこかで火がつくとこまで関わっていくのは好きなので、時間がかかるものや意外と即効性のある話等での差があり疲れるんだけど、こういう状態は精神的に充実してる気がしてます。ただまぁ残念な事にひとつひとつの事に割ける時間が減って準備が後回しになってしまったりで、自分の中で仕事の品質が落ちてるのがつらい。まだまだ実力が足りないって事なので精進するしかない。

仕事がいっぱいいっぱいになってくると、プライベートも楽しくなってきたりするのですが、そうなると頭の中では次にやってみたい事が浮かんできたりします。最近はたいてい音楽やりたいっ!とかで、ああ、やっぱり自分って音楽好きなんだなぁと、ひとりでニヤけてます。なんでニヤけるのか知らないけど、たぶん好きな事を考えるだけで楽しいんですかねぇ。

先日、誰かと話をしていた時に、今の会社に入ってなかったらどういう仕事していましたか??って聞かれ、間髪入れずに「レコード会社(まだそう呼ぶ時代に育ったし)」と答えました。何しろ音楽業界が就職活動時の第1希望でしたから。とはいえ、当時の言い方では、コンピューターやインターネットを使う事でアーティストの感性をどんどん拡げていける時代になるから、もっと新しい市場を目指して作品を作りましょう!!的な事を言ってた気がします(だから受からなかったんだろうけど)。採用担当者には音楽「が」大好きな人!って映らなかったろうし。でもま、そういう時代になったときの立ち位置は、基盤側じゃなくて、その基盤を使って仕事する側にいたいって気持ちは今も同じです。

そういう観点、背景がある事を前置きしておくとして、確かにこの数年で世界的にデジタルコンテンツの流通を取り巻く市場はかなり変わってきたと思うんだけど、それはあくまでも販売の部分であって、流通全体には及んでないし、そもそもアーティスト側も既存の構造の中での成功にかなりのこだわりを感じてるんじゃないかと思ってます。既存の構造の中での成功とは、マス広告、レコード会社が作った流通システムでの回収によって、所属アーティストのポートフォリオを作る企業経営でリソースを多く割り当ててもらうって事ね。コストが掛かりすぎるようになって自滅しかけてるわけですが。

それに、聞く側も旧来のスタイルに縛られたままですよね。ライブでリアルタイムにインタラクティブな反応がある楽しさや、そこで創発されたアイデアのフィードバックをプレイに盛り込んでいくと言った感覚って、結局ライブでしか体感出来ないわけで、普段は記録媒体に入った音楽だけを何度も繰り返すしかないわけです。聞く側ももう少しわがままになっていけると、新しい楽しみが作れると思ってます。

ま、あくまでも音楽をポジティブに、そしてアグレッシブに聴きたい人向けの話だけど、僕自身が音楽好きだからこそわがままに考えてしまう今日この頃です。

そんなわけで「何言ってるんですか。実はその業界、最近はこうなってるんですぜ!」等、最新のネタがありましたらこっそり教えてください(w。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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コメント

  1. 中川一郎 より:

    ご無沙汰しております。

    ライブの場でのフィードバック、インタラクションということの可能性を非常に感じさせますのが、kaoss padシリーズのような即興性を活かしきれるようなエフェクターだったりするかなと感じます。

    私の音楽活動は、引き続き、マイナーでアンダーグラウンドなままで、経済的に成立するところからはほど遠いところにおりますが、田坂広志氏の「Web 2.0による資本主義の変容」、中川流に翻訳すると、交換価値(「マネタリー経済」(田坂氏))から交感価値(「ボランタリー経済」(田坂氏))への転換ということが方向感であるような実感があります。

    場を成り立たせるところから、また、出演者=客という場の設定のような試みがあったりですね。

    mf247なんかでも実質コピーフリー音源を、それ以前であれば、絶対にコピーフリーみたいなことをしなかったであろうと思われる類の方たちが、無償音源配信、ライブ重視、周辺活動重視というグレートフルデッド・モデルを部分的に展開されたりで。

    情報インフラの転換が、意識の、そして、音楽を通じた人と人との関係の仕方の在り方を急速に変化させているような気もします。

  2. Webmaster より:

    中川さん、ご無沙汰です。
    コメントありがとうございます。

    ボランタリー経済、交感価値っていいですね!!
    アナログの時代が人間らしかったのではなく、自分のイマジネーションだけで世界を作っていたからクリエイティブだったんじゃないかな?等と考える事があるのですが、その反面デジタル化されフラットになる世界ではそのクリエイティビティが生きる時代になるんじゃないかと思ってます。

    あ、軟弱のみ、参加です!

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