FireFoxの開発者(の一人)であるDarin Fisher氏のインタビュー記事。元ネットスケープ社社員で今はGoogle社員。確かにどっかの企業に属していないとこういう開発を精力的に続けていくのは大変かも知れない。別に経済的な支援だけではなく、設備的な意味でも推進力を持って取り組み続けるという意味においてもだ。
今となってはボランティア的な分散作業で巨大なアプリを開発していく方法は一般にも認められるようになったが、Mozillaが開始した当初ではまだそれ程の認知を受けてるわけでもなくLinuxが認知度を高めてきた話と同じ扱いだったような気がする。すごくインターネット的な営みのひとつだと僕は思ってます。実際は大変な労力だと思いますが、これからもこういうコミュニティが権力に屈することなく進んでいけば世の中もよくなるのでしょう。
インタビューの中にもありましたが”スタンダードを守る”って話がありましたが、明文化されたスタンダード自体はW3Cが決めるにしても、実際のビジネスはデファクトスタンダードで動くものだからね。利用者の多さでIEがブラウザ業界を支配した事実は疑いも無いでしょう。確かに普通にホームページを見たり、買い物する程度なら困ることも無かったと思いますから。ただ、ブラウジングのユーザビリティを改善するような活動は何一つしていなかったわけで、そういう点においてはMOSAICの時代となんら変革してきませんでした。
MS社がこの事実を知りながらさほど大きな改善してこなかったこの数年は、ネットの発展にとって妨げだったと思ってますし、大きな損害をもたらしていたと思ってます。
とかいう話をうだうだ書こうかと思ったけどやーめた。
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