FlashとSEO

タイムリーだったのでひさびさこういう話も。

元ネタ:Flash開発者を不安にさせるGoogle検索の落とし穴(CNET)

Flashforward2005と言うFlash開発者のイベントでの講演レポート記事。

議論は検索エンジンのスパイダーにFlashのようなリッチコンテンツの中身がどこまで把握できるのか?と言うもの。正直、とっくの昔に本文の後半に出てくる「使い分け」と言うソリューションが定着したものと思っていたが、やはりコスト(労力とも読み替え可能)が原因で未だに揉めていると言う事か・・・
まあ記事だけ読むとFlash使いの皆さん達が検索エンジンを担いでる人たちを僻んでるようにしか見えないけど。

もう3、4年前からユーザビリティやらSEOのようなものを中途半端に仕事で扱って(最近はもう仕事じゃないけど)来たので、この問題については自分の視点で思うところを書いてみたいと思う。そもそもこういう議論が何のために行われているのか?が明確になってるのか甚だ疑問ってこと。だって単純に「技術が未熟だから」って答えしか今のところ解がないじゃん。今や当たり前のように画像が表示されてるけど、10年前にはほとんどテキスト状態だったんだし。一番枯れた技術なんだから技術の優位性なんて論じても仕方ないような気がする。

Flashの使いとして食ってる人にとってはFlashを使わないと仕事にならないから、全部Flashで製作しても、SEO対策も自然に行われている方が都合が良いと思うのかも知れないし、(あえて反対側と書くが)検索エンジンを担いでいる側からすると、FlashにMETA情報がもっと入っていればサイトとしてキーワード抽出も出来るのになぁと思うのではなかろうか?今はある程度出来るって聞いたけど(空耳)。

とまぁCNETの記事に関係するのはここまで(笑)。以後徒然なるまま。

サイトを見る(評価する)際、ユーザーは単純にCoolだったり、お望みどおりの商品に辿り着いたりするサイトに好感を持つだけだと思う(勝手な妄想)。Flashを使っているから好んでアクセスしたり、SEO対策済みだから商品が買いやすいと思うのは言わばプロ(とプロシューマーな人)かマニアだけだろう。だって、所詮ツールなわけだし、サイトを比較して使い勝手の良いサイトを好んで利用すると言うユーザーが多いとはあんまり思えない。それより感覚的に安心できそうだとか(もしくはちゃんと明言されてるとか)、値段が安いとか、送料・返品無料なサイトかどうかをチェックすると思うんだけど。僕だけか。

なので、どういうツールでコンテンツが作られているかなんて、あんまり考えないんじゃないかと。いや、それを考えるのが今や一般的と言うなら、すぐにでもそういう認識に改めますとも、ええ、ええっ(下衆ヤバオ)。

と、ごちゃごちゃ書いたが、気になってるのは利用者がどう使うかの議論って、どこまでなされているんだろうか?と言う点なのです。特にこのITの業界では技術が先行してそこに人が合わせるスタイルが一般的なように見える。仕組み作るのが先で使い勝手はその次。その新しい仕組みに対する適応力を持つユーザーが最初に使い、言わば伝道師的な存在になって次のユーザーに使い方を教えていく感じかと思う。
でこういうプロセスがネットの中でだけ繰り広げられる感じ。ゆえに以前はヲタな世界と呼ばれ、今も実質的には変わらないがユーザーが増えたから認知度も向上したんじゃないかと思う。

最近はブログや某掲示板のスレがネタで本が出たり、映画になったりと言うビジネスモデルも証明されたが、人がネットのコンテンツに擦り寄っていくのと同じく、もう少しネットも利用しやすく出来ないものかなぁと言うのがここんとこ個人的に感じている課題です。

・・・・あーあ。やっぱり止めども無い文章になってしまった。

4/11追記。
追記するなら、情報に接するインターフェースを改善する事によってユーザーの使い勝手も向上する可能性はまだありそうな気がしている、という事です。その際のインターフェースには今こうして使っているキーボードやマウス、ディスプレイ等も含めての意。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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