レンタルで前から気になっていた映画”10億分の1の男”をやっと観ることが出来ました。
スペイン映画。思いっきり暗いトーンの映画でした。
飛行機事故で死ななかった主人公トマスは、実は銀行強盗。
トマスの入院する病院へ人の運を奪う力を無くしたフェデリコと言う陰気なおっさんがやってくる。
オープニングはこのフェデリコが力を失い、破門されるところから始まります。
そして、トマスは最も運の強い男を決めるゲームに参加する事になるのですが、そこまでのゲームの数々がかなり意味不明な発想でインパクトが大きいものでした。
ストーリーに込み入ったトリックがあるわけでもないのですが、最後までどきどきしながら観る事が出来る映画だと思いました。
映像に関してはかなりきれいな取り方で、この映画の魅力の一つと言えると思います。
決して美しい画面ではないのですが、暗めのトーンがシナリオと合っていました。
暗いとはいえ、頭を使う映画ではないので、見終わっても疲れはありません。
ハリウッドの大作ものも良いのですが、たまにはこういうじっとりした映画も良いなぁと改めて感じた1作です。
コメント