KDDI、最大2.4Mbpsのデータ通信が可能な第3世代携帯電話サービス“CDMA 1X WIN”を発表――パケット通信料定額サービスも

KDDI、最大2.4Mbpsのデータ通信が可能な第3世代携帯電話サービス“CDMA 1X WIN”を発表――パケット通信料定額サービスも提供

KDDIのニュースリリース

なんか偉く魅力的なサービスだと思いました。3Gに関しては世界で唯一と言って良い程の利用者がいるサービスなので、次世代に対しての危機感と期待は大きいのでしょう。いつもながら技術的には難しいことをわかりやすいアプリケーションに変えて商品化する姿勢には頭が下がります。どっかのドコモ屋さんも見習って欲しいところです。

携帯の番号ポータビリティが出来るようになったら一気にドコモからユーザーが引くと思うよ。だからドコモはやらないんだろうけど。

とはいえ、このauの携帯を買うのか?と聞かれると、まだ早いと答えるだろう。

名前が同じだから忘れさられてしまうのですが、CDMA 1X WINはCDMA 1X EV-DOとこれまでのCDMA2000 1X、CDMA Oneの折衷案であって、EV-DOのチップ内に音声チップも統合しちゃったから出来たものなわけです。
つまり旧世代にあたるCDMA Oneの設備投資を使いながらしらーっと次世代に移行させている状態。

ドコモ屋が一気に別のインフラを引き直す計画を推し進め、どつぼにハマっているのを尻目に、KDDIはCDMAの負債を少しでも回収しながらしか前に進めない現実があるわけで、賢いと言えば賢いが、資本が無いと言えばそれまで。

でも、この混沌としたモバイル通信業界でユーザーの理解度とちょうど歩調が合っているように思える。未ださして使い道が見えてこないテレビ電話なんかより、メールや動画と定額料金の方が使い勝手が良いし、携帯で動画を見ると言うそのアクション自体が何時の日かやってくるデジタル地上波のモバイル向け配信も受け付けられるカルチャーに繋がるかもしれない(かなり言い過ぎている事は理解している)。

その意味ではマーケティング部隊のセンスがちょうどイマドキの若者を押さえたプランニングをしているのだろう・・・と考えてます。別に偶然の産物でも何でも良く、結果としてそういう感じています。

財務的にはドコモ屋の方が全然すごいが、堅苦しく用がないときは口を利きたくない存在に思える。その親近感が感じられないという弱点に対してauは日々付き合う会社として、害にならない都合の良い存在のポジションを上手に獲得していると思ってます。
もちろんこの両者の戦いを尻目に美味しいところを持っていっていたのがJ-Phoneだったのですが、Vodaphoneに変わってからちょいと性格も変わったようですね(ガイジンになったんだから仕方無いのか)。

たかが携帯、されど携帯。
選択肢が多い事は良い事だね。

プロフィール
書いた人
野崎 秀吾

Content Syncretist(コンテンツシンクレティスト)
✨ コーヒーとクラフトビールの愛好家で、在宅勤務を楽しむジェネレーションアルファ世代の父。Bromptonでのサイクリングをこよなく愛する。

最近のプロジェクト:
AIを活用して、架空のファッション雑誌風写真集を出版。デジタルアートの新境地を探求。
1999年から続く私のウェブサイトは、私の長年のライフワークであり、成長と学びの旅の記録です。未熟なコンテンツもありますが、それもすべてが私の経験の一部。SNSで私を見かけたら、ぜひお声掛けください。AIとクリエイティビティ、音楽制作の裏側、あるいは日常のことなど、皆さんとの交流を楽しみにしています。

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